
FXで環境認識をするとき、私はまず上位足から見ていきます。
月足、週足、日足、4時間足。
そこで確認するのは、
- トレンドの方向
- 推進波なのか、調整波なのか
- チャートパターン
- N値やチャートパターンから見た残りの値幅
といった部分です。
そのうえで、実際に自分がトレードする時間軸へ落としていきます。
上位足では目線を整理する。
執行足では、実際にトレードするための根拠へつなげる。
ここで基準になるのが『親波』です。
今回の動画では、この親波をどう見つけ、どこにラインを引き、最終的にどこをトレードするのかを整理しています。
親波は、文章だけで定義を覚えるより、実際のチャート上で『どの波を親波として見て、どこへラインを引くのか』を確認した方が理解しやすい内容です。
今回の動画では、親波を見つけてからトレーディングレンジを決めるまでを、実チャートで確認しています。
親波とは何か
私がここでいう親波は、基本的には、
『まだ抜かれていないトレンド波』です。
私たちは常に、チャートの右側でこれから起きる値動きを判断します。
だから、その前にある左側の波を見て、
『今はどの大きな波の中にいるのか』
を確認します。
例えば、上昇トレンドの中にいるのであれば、その上昇波が親波になります。
その親波を基準に、
- 天井・底
- ネックライン
- 押し安値・戻り高値
などへラインを引いていきます。
水平線だけではなく、必要に応じてトレンドラインやチャネルも使います。
目的は、ラインを増やすことではありません。
今、自分が親波のどこにいるのかを分かるようにすることです。
親波の中段と天底圏では、考え方が違う
親波の中でも、どこにいるかによって判断は変わります。
例えば親波の中段で、下位足にもトレンドが出ているのであれば、トレンドフォローを考えやすい場所です。
一方で、親波の天井や底の近くは不安定なエリアです。
そこで何でもすぐ下位足へ落としてエントリーするのではなく、一度様子を見る。
この区別が必要になります。
つまり、
『トレンドが出ているから入る』
ではなく、
『そのトレンドが、親波のどの位置で出ているのか』
まで確認します。
シナリオを変えるラインなのか
親波へラインを引いたら、もう一つ考えます。
そのラインは、
『シナリオを変えるラインなのか』
ということです。
例えば戻り高値やネックラインがあったとしても、そこへ価格が到達したからといって、必ず相場全体の方向が変わるわけではありません。
その判断には、さらに上位足のトレンドを見る必要があります。
4時間足では天井に見えていても、日足や週足ではまだ上昇トレンドの中にいる。
そういうことは普通にあります。
だから、一つの時間軸だけで決めません。
上位足から下位足へ順番に見て、今見ているラインが何を意味するのかを確認する。
これが親波を使う理由の一つです。
そして、ここで大切なのは『未来を全部当てること』ではなく、分析した結果から次の判断を揃えられることです。
親波が見つからないなら、時間軸を上げる
チャートを見ていると、
『もう左側に親波がない』
ように見えることがあります。
そういうときは、無理にその時間軸だけで考えません。
時間軸を一つ上げます。
4時間足で親波が見つからないなら日足。
日足でもなければ週足。
時間軸を上げることで、今の値動きを止めたり、影響を与えたりしている大きな波が見えてくることがあります。
親波がないから、何も考えられないのではありません。
どの時間軸の波で動いているのかを探し直す。
ということです。
最終的に決めたいのは『どこでトレードするか』
親波を分析する目的は、親波を見つけることそのものではありません。
上位足のトレンドを確認する。
親波へラインを引く。
天底圏なのか、中段なのかを見る。
親波がなければ時間軸を上げる。
そうやって整理すると、
『ここからここまでが、自分がトレードを考える範囲』
というものが見えてきます。
これが、今回の動画でいうトレーディングレンジです。
上位足で環境を確認して、
その中を下位足でどう攻めるかを考える。
つまり、
親波は、未来を当てるために見るのではなく、自分がどこで戦うのかを決めるために使います。
実際のチャートで確認する
ここまで文章で整理すると、考え方自体はそれほど複雑ではありません。
ただ実際のチャートでは、
- どれを親波として見るのか
- どこにネックラインを引くのか
- どの戻り高値が重要なのか
- どこまでがトレンドフォローエリアなのか
- どこから警戒するのか
を、その場で判断する必要があります。
今回の動画では、実際のチャートを使いながら、
親波を見つける → ラインを引く → 上位足を確認する → トレーディングレンジを決める
という流れを具体的に説明しています。
まずは、
『今、自分は親波のどこにいるのか』
を確認するところから始めてみてください。
そこが分かると、下位足で何を見るべきかも整理しやすくなります。
親波を、実際の判断工程につなげる
親波を見つけること自体が目的ではありません。
その親波の中で、
どこなら攻めるのか。
どこから警戒するのか。
どこで待つのか。
そこまで決めて、初めて実際のトレード判断につながります。
環境認識からエントリー、損切り、管理までを一つの判断工程として整理したい方は、中級者ロードマップで現在地を確認してください。
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