こんにちは😊 今日は監視通貨ペアについてお話をします。
皆さんは常時、どのぐらいのペアを見ていますか?ドル円だけに絞る人もいれば、クロス円は苦手だからドルストレートだけ、もしくはその逆も然り。はたまたローカルペアも入れた監視方法?
人によって色々あるかと思いますし、自分に合っているのが正解なので、こうしたら良いってのは無いかと思います。これはもちろん、参考にしているトレーダーがそう言うから等の理由で安易に決めると、もしかしたら1歩目からもう道を誤る可能性だって出てきます。これはある程度の相場感が身に付いてきたら、一度立ち止まって自問するべき大事なトピックかと思います。
僕の場合は今現在、15通貨ペアを分析していて、それにNYダウ、日経、ドルインデックスを見ています。クロス円は物により、ドルストレートは全て、ローカルペアを少々って具合の内訳です。僕の時間軸、生活スタイル、トレードに対する距離感、全てを考えて自分が落ち着くところに今いるだけって感じですので、多少の変化は今後もあるかもしれません。
チャンスが増えるからの違和感
今回なぜ、この手の話をしようかと思った理由は、まだまだ勝ち負けが平行線を辿っている生徒さんを見ていると、必ずと言っていいほどローカルペアばかりを好んで触ります。それが良いとか悪いはありませんが、僕自身も見てないようなペアを触って、余計な負けを増やしています。それがメイン通貨に絞ったら勝てるのか?と言ったら、そういう話ではないですよね。
ただいつも、何故そんなに沢山のペアを見るんですか?と聞くのですが、必ず返ってくるのがこの、『たくさん見ることでチャンスが増えるから』なんですよ。僕はこの言葉に凄く違和感を感じます。まず最初に考えて欲しいのですが、FXで稼いでいく為に、そんなに多くのチャンスが必要なんですか? チャンスとリスクは常に表裏一体です。と言うことは、たくさん見ることで増えるリスクは考えないのでしょうか?
なんて言葉を発する僕も、最初は24ペアも毎週分析していました。ほんとに辛かった。笑
土日フルで分析してるのに終わらないからです。それで頭クタクタになりがなら月曜から相場に入るので、許容できてない回転数で今度は動くチャートを見るもんですから、結果は言うまでも無いかと思います。
監視通貨ペアを増やす事で得られるもの
なので当初は僕も、チャンスが増えると思ってやっていたのも理由の1つです。ただ同時に意識していたのは、自分はFXで稼ぐ為に多くの寄り道をしてきてしまったので、人より何倍も早い速度で成長する必要があったので、とにかくたくさん分析する事で、分析力が上がると信じて続けていました。極端に言うと、ドル円だけを見ている人と比べたら、24倍早く分析力が上がるってイメージです。笑
それは今になって振り返ると、決して間違いではなかったと思います。
ただ人間の成長曲線って、まさにチャートで言う上昇トレンド⤴︎
一直線では上がりませんよね。それが監視ペアの数と絡み合うので、時にオーバーキャパシティを招いたり、それこそポジポジ病を誘発する原因にもなります。
監視通貨ペアから見るメリット・デメリット
なんにしても両面があって当たり前。大事な事はそれを知ること。
監視ペアを絞ると言うことはある意味、情報の遮断です。
チャートは常にトレンドと調整を繰り返しますので、時に調整期間でもトレードする事が必要になります。ペアを絞ると言うことは、そう言った局面でもトレードする事が必須となると言う事(もちろん絞った上で見送るのもあり)ですし、時間軸で対応する事も可能です。つまりペアを絞ると言うことはある意味、自由自在にその相場環境に合わせた多少の変化が必要となります。
逆に監視ペアを増やすと言うことは、自分の中で定めた手法にマッチしたチャートから入っていけると言う最大の利点があり、時間軸を変える必要も、常に同じ事を繰り返せると言う点も良い事です。監視ペアを見る事で、相場の通貨強弱も見れますので、その上で絞ることが可能になります。ただ当然デメリットもあるのは、先ほど書いた内容になります。
他にも両面において、まだまだあるかと思いますが、それを自分で深掘りした上で自分に最適な答えが見つかるまでは、色々と試してみるのが良いと思います。誰がどう言ったからなどの理由で、ある意味考える事を放棄してしまっては、その答えは一生見つかりません。何故なら貴方にしか分からない事だからです。
戦略的に選定する
まず自分の手法が確立される事も前提条件とはなりますが、それはやはり同時に積み上げていく物でもありますので、じっくり焦らず確実に、それを踏まえた上で僕の場合は、例えばクロス円なら全てのクロス円を分析した上で、そこから1つのペアに絞っています。ドルストレートも同じです。クロス円・ドルストレート・ローカルペア、これらはチャンスが順番に回っています。もちろんそれはある程度大きな時間軸(4時間足・日足以上)においてって意味ですが、なので週末に分析をすると、15通貨ペアの中から、自然と5個以内ぐらいまで減るんです。そしたら後はそこに集中して1週間見ているので、相場が動いてからもそこまで苦もなく監視が出来ています。同時に無理に追いかける事も減りますし、1週間でポジションが1回も取れないって事もありません。そして経験数が増えれば自ずと力も付きますし、相場感も養えます。僕にとっては良いことずくめなやり方なんですが、皆さんはどう思いますか?
ある意味、答えが無いような題材かもですが、だからこそ時には考えてみるきっかけになれれば、これ幸いと存じます。お時間頂きありがとうございました。