Audio Lesson / 聞くだけスパルタンFX vol.2 『5つの本質』

聞くだけスパルタンFX FX初心者向けガイド

【FX基礎】チャートが動く理由『注文の交換』とは?

  • 売りと買いの注文がぶつかり合い、成立するプロセス

  • 例:ロングを持つには、誰かのショート(売り)が必要

  • このぶつかり合いが『交換』

  • 注文がぶつからない限り、チャートは動かない


チャートが動く条件

  • 新規の注文(買い or 売り)

  • ポジションの決済注文(利確 or 損切り)

  • 両者が同時に存在してはじめて価格が動く


もし全員が同じ方向なら?

  • 世界中のトレーダーが『売り』だけを選んだ場合
    → 反対の『買い手』が存在しない
    → チャートは横ばいか動かなくなる


注文の交換が起こる場所

  • 戻り高値・押し安値(日足・4時間足が多い)

  • ダウ理論で意識される節目

  • ネックライン・サポレジ転換ポイント

  • 過去に反発した高値・安値ゾーン


注文の種類

  • 新規のロング・ショート

  • 利確注文(建玉の手仕舞い)

  • 損切り注文(逆方向への決済)

  • 特に『損切り注文』はチャートを強く動かす原動力


大口トレーダーが注文をぶつける理由

  • 機関投資家やファンドは、1回の取引(もしくは分けてくる)で数千億〜1兆円規模

  • 巨大なポジションを成立させるには『相手注文』が必要

  • 注文が集まるポイント(節目)で取引する

  • 初心者の損切り注文を利用して自分のポジションを構築


実際のチャートで見える『交換の痕跡』

  • 長いヒゲ(上ヒゲ・下ヒゲ)
    → 注文がぶつかり、価格が一時逆行

  • フェイクブレイク
    → 初心者が飛びついた直後、損切りを巻き込んで反転

  • サポレジ転換での反発
    → 利確・損切り・新規注文が集中しやすいゾーン


注文の交換を理解するメリット

  • 無駄なエントリーが減る
    → 焦らず『引きつけ』ができる

  • 根拠のある場所で入れる
    → 損切り位置が明確になり、感情的な判断を減らせる

  • リスクリワードの最適化
    → 勝率が低くても利益を残せるトレードが可能

  • チャートの“見え方”が変わる
    → 上昇・下落の背景にある“意図”を読み取れるようになる


トレード精度を高めるための実践ポイント

  • 髭や節目での価格反応=注文の交換が起きたサイン

  • ブレイク後の戻しを待つ=初心者の損切りが出た後が狙い目

  • 引きつけて入る=『売り買いがぶつかった場所』で入る意識


まとめ|相場は『注文の戦場』

  • 相場は『売りたい人』と『買いたい人』のぶつかり合い

  • チャートの裏側には、常に『誰かの決済』や『損切り』が存在

  • 注文の交換が見えれば、チャートの本質が見えてくる


最後にひとこと

チャートの『形』に振り回されるのではなく、
その裏で『誰と誰が何を交換しているのか』を読むこと。

これがわかるようになると、
トレードが驚くほど楽しく、論理的になります。

『まずは1本のヒゲから、注文の裏側を考えてみてください。』