今回は相場の多角的分析には欠かせない、マルチタイムフレーム分析について解説しました。日頃から自然とやっている事にはなりますが、いざ面と向かって説明しようと思うと、説明が硬っ苦しくなってしまっていたら申し訳ありません。要は相場をマクロ視点で見たりミクロ視点で見たり、そして『今』の相場環境をこれに照らし合わせてトレードしていく波のサイズを絞る。これが56的解釈のマルチタイムフレーム分析となります。
マルチタイムフレーム分析とは、マクロ的な大きな流れとミクロ的な小さな動きの両面から相場を捉えていく方法です。長期チャートで全体の波を把握し、短期足で現在の動きを確認する。そしてその2つを照らし合わせて、今トレードすべき波のサイズを判断していきます。マクロの大きな流れを無視してミクロの小動きだけを追うと、本流から外れてノイズに振り回されてしまいます。一方でミクロだけ見ていると、大切な大きな転換点を見逃してしまう可能性も。この2つの視点を常に意識し、組み合わせることで、初めて的確な読みが可能になるのです。
長期と短期の波動を行き来しながら、現在の相場環境に則したトレードチャンスを捉えていく。この絶妙な視点のバランスが、マルチタイムフレーム分析の核心です。常に多角的な視座を持ち続けることが、勝利を収めるコツです。