トレンド波に乗るシンプルな秘訣！vol.1 順張り・逆張りの境界線

トレンド波に乗るシンプルな秘訣 テクニカル分析

はじめに：そのエントリー、今どっち向いてますか？

トレンドフォロー戦略において、まず確認すべきなのは「目線」です。

「順張りと逆張り、どう見分けるのか？」
「トレンドの終わりをどう察知すればいいのか？」
「なぜ波の途中でやられるのか？」

こうした疑問に対する答えは、すべて『波の構造を理解すること』にあります。

この記事では、目線の固定方法、トレンド修正の見極め方、そして波動構造の具体的な活用法までを、実戦トレードの視点から解説していきます。

セクション1｜まず目線を日足にセットせよ

FXでは、「どの時間軸を“軸”にするか」がトレードの成否を分けます。
その軸とは、日足です。

なぜ日足なのか？

  • 相場の本流（週足）の“子”であり、中期的なトレンドの司令塔

  • 調整（逆張り）と推進（順張り）を明確に切り分けられる

  • ポジション戦略と資金管理の基準にもなる

あなたの“目線”とは、「順張りか逆張りかを判断する基準」です。
目線が定まらないまま1時間足や15分足を追いかけても、内部波動に翻弄されるだけ。

まずは、日足で相場の方向性を固定することから始めましょう。

セクション2｜トレンド修正は「波の重なり」で起こる

日足が上昇トレンドだからといって、常にロングしていいわけではありません。

なぜなら、4時間足や1時間足が日足の調整波を形成しているケースがあるからです。

✅よくあるケース

  • 日足：上昇トレンド

  • 4時間足：下降調整（調整3波中）

  • 1時間足：きれいなダウントレンド発生中

このとき、あなたが「日足が上だから」といってロングを狙い続けると、4時間足のトレンドに逆らうことになり、連敗につながります。

重要なのは、「今の足がどの時間足の波に属しているか」を理解すること。

トレンド修正は、「ひとつ上の波の調整」として現れる。
この構造を把握できると、逆張りであっても順張り的に立ち回れるようになります。

セクション3｜波は基本『5波動構造』で終わる

波の基本構造を理解しましょう。
トレンドは、次のような5つの波動で構成されるのが一般的です。

  1. 初動の1波

  2. 押し・戻りの2波

  3. トレンドの主役である3波

  4. 調整の4波

  5. 最終伸びの5波

ここでの注意点は、4波でトレンドラインをブレイクしても、5波が出る可能性があることです。

「ラインを割ったからトレンド転換だ」と早合点する人もいますが、実際には“最後のひと伸び”が来るケースも多いですよね。

この5波完結を見抜けるかどうかで、波の呼吸との相性が決まります。

セクション4｜波が完成しないパターンも知っておこう

波が5波で終わらずに、「途中でひっくり返る」こともあります。
その多くは、上位足のレジスタンスやサポートにぶつかった場合です。

例：

  • 3波中に週足の抵抗帯に当たり反転

  • 4波が深く入りすぎてトレンドラインをブレイク

  • 想定していた5波が出ず、逆に1波（新トレンド）になってしまう

このような**“波のイレギュラー”を察知する鍵**は、環境認識とMA、チャートパターン、そしてトレンドラインです。

セクション5｜MAを使った“波の終点”可視化術

移動平均線（MA）は、波の“進行と終了”を示す補助線になります。

  • MAに沿って価格が進む：トレンド継続中

  • MAを割った後に戻れない：トレンド終了の可能性

  • MAを挟んで揉む：レンジ相場

特に20MA・80MA（1時間足）・20MA・120MA（4時間足）は、
波のエネルギーを測るのに最適です。

また、「MAの角度が変わる」ときは、トレンドの勢いそのものが変化している可能性があります。

セクション6｜“波の完成”を待てる人が勝つ

波の途中で飛び乗ると、「あと1波」のつもりがドンと逆行することが多い。

逆に、波の完成とネックラインの再確認を待てた人は、3波やC波の“爆発的な動き”に乗ることができるのです。

待てるか、待てないか。
この差が、トータルの勝率と精神安定に直結します。

結論｜波の正体は「相場の呼吸」そのもの

相場は息を吐き（推進）、吸い（調整）、を繰り返して動いています。

このリズムを無視して突っ込むのは、タイミングを外して波に飲まれるサーファーと同じです。

  • 日足で目線を決める

  • トレンド修正を階層でとらえる

  • 波は5波で終わる（もしくは終わらない）ことを前提に見る

  • 波が完成するまで“見送る勇気”を持つ

これが、波に乗り、流されず、自分で決めて動けるトレードの土台です。

最後に一言

波を読む力は、誰かからもらえるものではありません。
でも、今日から“波を見る目”は育てていけます。

次のチャートではぜひ、
「この波、今どこまで来てる？」
と問いかけてみてください。

動画がその参考になれば嬉しいです。

動画内で学んだ内容を、今の相場でどう活かす？が鍵です。

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皆さんのトレードが上手くいくよう、力になれたら幸いです。
頑張っていきましょう！