トレンドフォロー実践ガイド:「第1波」の見つけ方と「トレンド転換」を捉える3つの条件(波を数えて三千里 vol.29)

トレンドフォロー実践ガイド第1波の見つけ方とトレンド転換を捉える3つの条件 FX初心者向けガイド

波の数え方は“上位足基準”で整える:ラス押し×ネック×MA


波を「正しく数えよう」として迷っていないか?

多くのトレーダーが、波の数え方でつまずきます。
「1波・2波・3波がどこなのか分からない」
「数え方が人によって違うから混乱する」
そう感じたことがあるなら、それは自然なことです。

なぜなら——波カウントに“絶対的な正解”は存在しないからです。

波を数える目的は、“相場の構造を理解すること”ではなく、
「次の一手の確率を上げること」にあります。
そのために必要なのは、複雑な理論ではなく、
『ラス押し(戻り)』『ネックライン』『上位足MA』という3つの基準になります。


第1章:なぜ波カウントは迷うのか

多くのトレーダーが波を数えられないのは、
「正しい答え」を求めすぎているからです。

しかし相場は常に変化し、きれいな形ばかりではありません。
リアルタイムでは結果が出るまで分からない。

つまり、数えること自体を目的にしてしまうと、
“動けないトレーダー”になります。

波を数える理由はただ一つ。
「次にどこで乗るか/降りるか」を判断するためです。
正解を探すより、『基準を持つ』ことが再現性を高めます。


第2章:波を数える“3つの基準”

波を読む時、すべての判断をこの3つに統一します。

① ラス押し(戻り)(最後の支え)

上昇トレンドなら最後に価格を支えた押し安値。
ここを割り込むと上昇構造が崩れ、トレンド転換の可能性が高まる。
つまり“防衛線”であり、“壊れたら戦略を切り替える準備が必要”。

② ネックライン(転換の境界)

チャートパターン(ダブルトップ・三尊など)の“首”となる箇所。
4→5波で高値を更新し、余波が出た後に確定します。
“余波”とは、最後の上昇(もしくは下落)の力。
この確定を待てるトレーダーになれば、勝率を安定させられます。

③ 1つ上のMA(上位足の地形)

たとえば1時間足を見ているなら4時間足20MA。
4時間足なら日足20MA。
上位足MAを抜く動きは、“新しい相場の始まり”を意味します。
波を数えるとは、上位足MAとの関係を言語化する行為なのです。


第3章:上位足MAに同期させて波を読む

トレンドをMAの“絡み”で捉えると、波は自然に見えてきます。

  • 1つ上のMAに絡みながら抜けるとき、それが1波の始まり。

  • “ただ抜ける”だけなら一時的な反発の可能性も。

  • “トレンドを伴って抜ける”とき、転換の可能性が高まります。

4→5波での形をよく見ておきます。
ネックラインができたか?余波が出てゼロゾーン形成中か?

波を「形」ではなく「MAとの関係」で見れば、
環境認識とエントリー判断が一貫します。


第4章:推進波と調整波を見分ける

綺麗すぎる波は、意外と調整波(ABC修正)であることが多い。

推進波(トレンド方向)は勢いが強く、押しが浅くても続くケースがあります。
一方で調整波は、「3波で終わる」「きれいに収束する」特徴があります。(利確が入りやすい)

複数の時間軸を重ねて見れば、その性質が浮き彫りになります。

  • 4時間足ではダブルトップ

  • 1時間足ではディセンディングトライアングル
    このような“複合パターン”が出たときは、
    大きな方向転換が迫っています。

また、120MA(日足基準)を下抜ける動きは、
短期の下落トレンドが「本物」になりやすいサインです。


第5章:実戦での使い方(再現性のある手順)

  1. 監視足を決める(例:1時間足)

  2. 1つ上のMAを常に表示(例:80MA→4時間足20MA)

  3. 押し・戻し・絡みの3点を確認

  4. ネック未割れの逆張りは禁止(トレンド中の損失防止)

  5. 余波→ネック確定で構造転換を判断

波を数えることよりも、
「どの波を取りに行くか」を明確にしておくことが重要です。
波は未来を“予測”するものではなく、
現在の構造を“定義”するための道具なのです。


第6章:目的を見失わない

もう一度、原点に戻りましょう。

波を数える目的は“上手に数えること”ではありません。
『どこで勝負すべきか』を明確にするためです。

“ラス押し”と“ネックライン”が見えていれば、
構造は読めます。
“上位足MA”の位置が分かれば、方向性は定まります。

そして最も重要なのは、
波カウントとは「相場の因果関係を言語化すること」

数の正確さではなく、
「なぜこの波が生まれたのか」を説明できるか。
それこそが再現性の核心です。


FAQ(過去に生徒さんから出た質問)

Q1:波を正確に数えないとダメですか?
→いいえ。波を数えるのは「方向を判断するため」であり、「正解を当てるため」ではありません。

Q2:どのMAを使えばいいですか?
→観察足の1つ上のMA。
1Hなら4H20MA、4Hなら日足20MAを基準に。

Q3:波を数えるときの最優先ポイントは?
→『ラス押しとネックラインの位置関係』。
構造が壊れた瞬間を見極められれば、それで十分です。

 

トレードの本質は、手法にあらず

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わたしのトレードは、

『相場の本質』を見抜き
『環境認識』で土台を固め
その上に手法を乗せていきます

武器は研ぎ澄まし
ブレは削ぎ落とす

動画で学んだだけでは終わらずに、リアルタイムで落とし込む。
それでこそ学びの『価値』が発揮できます。
学びの途中では、

『どの波を取りにいくかが毎回ぶれる』
『ネック確定まで待てずに触ってしまう』
『リアルタイムだと分からなくなる』

といった壁で足が止まりやすいのも事実です。

ここから先は、方法論ではなく『運用の一貫性』が結果を分けます。
あなたの生活環境・時間軸に合わせて基準を固定し、
毎回同じ手順で判断できるように整えること。
これが『負けない仕組み』の肝です。

もし、あなたが今まさにその壁に手をかけているなら、
選択肢の一つとして『個別併走での基準化サポート』という道もあります。

独学が難しいのは、自分の解釈が正しいかどうかの
『答え合わせ』ができないこと。

目的は『迷いを減らし、あなたの手順を固定する』こと。
『自分に投資』をすることで、独学よりも数倍早く『成長』すること。

あなたの次の一歩が、
より確かな足場に乗ることを願っています。
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私の動画は尺も長めですし、きらびやかな内容でもありません。

『ただし本質に特化した力は手に入ります』

理解できるまで何度も何度も動画を視聴してください。
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