〜環境認識から逆張り転換までの戦略思考〜
FXトレードにおいて『勝つ技術』よりも『負けない技術』のほうが重要です。
今回は、上位足の『親波』をベースにした環境認識から、具体的なトレード戦略の組み立て方を解説します。
初心者でも再現しやすい『ラインの引き方』や『時間軸の使い分け』まで、順を追って解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
親波とネックライン、なぜ重要?
- 親波の把握: 相場の大きな流れを理解し、方向性を見極める。
- ネックラインの役割: トレードレンジを定め、エントリー・決済のタイミングを正確に見極める。
Step1|環境認識の軸は『親波』にあり
まずは現在の相場がどういう局面にあるのか、親波から読み解きます。
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週足:長期的な方向性(大局トレンド)をつかむ
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日足:中期のトレンドや転換シグナルを確認
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4時間足:実際のトレード戦略を構築する基盤
このように『上から下へ』波を確認していくことで、無駄なエントリーが激減します。
Step2|『逆張りエリア』であることを忘れない
たとえ日足でトレンド転換のように見えても、週足のダウントレンド内であれば、それはまだ『逆張り』の範疇です。
✔ どこまでがダウントレンドか?
✔ 本当の『戻り高値』はどこか?
これらを見極めるために『親波の終点』に注目し、ラインを引く必要があります。
Step3|ラインは『波の完成点』に引く
ラインの引き方ひとつで、トレードの質は大きく変わります。
意識すべきは、単なる高値安値ではなく『トレンドが終わった地点』です。
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波が転換した箇所に水平線を引く
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実体ベースでレジサポを判断する
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上位足(週足・日足)と重なるラインを重視する
こうすることで、相場の『境界線』が明確になり、方向感のない局面でもブレなくなります。
Step4|4時間足で『実行プラン』を作る
環境認識が整ったら、次は具体的な戦略の構築です。
ここでは4時間足を軸に、以下のステップで進めます。
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上位足で引いたレジサポラインを、4時間足で再確認
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価格がそのラインにどう反応するかを観察
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1時間足でエントリー候補を探す
この『トップダウン分析』こそが、再現性の高いトレードの土台になります。
Step5|下位足を見るときの注意点
慣れていないうちに5分足や15分足ばかり見ると、ノイズに振り回されてしまいます。
分析はあくまで上位足から。下位足は『最終確認』のために使いましょう。
おすすめ構成:
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環境認識:4時間足+日足
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エントリー判断:1時間足
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最終調整(慣れてから):15分〜5分足
『親波→戦略→戦術』の順で見ていくことで、エントリー精度が格段に上がります。
結論|勝率を上げる一番の方法とは?
勝てるトレードよりも、まずは『負けないトレード』を徹底すること。
その第一歩が『親波を軸にした環境認識』です。
・不要な逆張りを避ける
・根拠のない『なんとなくエントリー』を減らす
・時間軸ごとの役割を明確にする
この積み重ねが、勝率と安定感をもたらしてくれます。
最後に:今日からやってみよう
まずは今のチャートを週足から見直し、『どこが親波の終点か?』を自分なりに線を引いてみてください。そのラインが見えたとき、あなたの相場観は確実に一段階アップしています。
ディスコード
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