FX波カウント実戦:高安とMAで第1波を決める (波を数えて三千里 vol.33)

高安切り上げ:下げの波カウント

Problem:波を数えてるのに、なぜ勝てないのか

『波を数えることが目的化』すると、相場の文脈を見失って刈られる。

大衆の願望は『教科書どおりに1波2波3波を当てたい』
でも相場の事実は『相場は複数時間軸の波が合流し、途中からトレンドが始まることもある』

具体例(ありがちな誤読)

  • 『120MAを抜けた=ここが1波だ』に固執して、実は『もう3波中』で機会損失
  • 1時間足だけ綺麗に数えて売買し、日足・週足のMAや節目で全戻しを喰らう
  • トレンドライン割れを『即転換』と誤解し、直近高値が『切り下げたか/切り上げたか』を見ていない

結論:波は『当てる』ものじゃない。『やらない』を決めるために数える。


Solution(Core):56スパルタンの正解『第1波の定義』を統一する

結論:『第1波=何を抜けたか』で決める。カウントの綺麗さは二の次。

大衆は『形(1-2-3-4-5)』を追う。
私たちは『構造(高安)+境界線(ネックライン/ラス押し・戻り/MA)』を追う。境界線を抜けた瞬間に、参加者の損切りと新規が噴き上がるから。

『第1波』の3パターン

  1. 『チャートパターン抜け』が第1波
  • 例:逆三尊、ダブルボトム、ダイヤモンド、アダム&イブ、三角持ち合い、フラッグ
  • 境界線(ネックライン)を実体で抜けた動き=第1波
  1. 『ラス押し/ラス戻り抜け』が第1波(ダウ転換)
  • 上昇波のラス押し割れ=下方向の第1波
  • 下落波のラス戻り超え=上方向の第1波
    『ここを抜けたら、上(下)の根拠が消える』を一本化する
  1. 『上位MA帯(120/600)抜け』が第1波
  • ただし『どの時間軸のMAか』を必ずセットで扱う
  • 『120MA抜け=絶対に第1波』は危険
    理由:すでに内部波動が進行していて、実態は『第3波以降の加速区間』のことがある。
    もしくは抜けが甘いと4波抜けで5波目をくらう。

結論:第1波は『抜けた境界線の種類』で決める。数字は後から付いてくる。


 

観察(上位足→下位足の順)

  1. 週足:方向(上昇/下降/レンジ)と600MAの位置
  2. 日足:押し目・戻りの最中か、推進波か。120MA・600MAへの距離
  3. 4時間:今どの波の途中か(上位の調整か、上位の推進か)
  4. 1時間:執行足『ネックライン/ラス押し戻り/小さなパターン』の完成を待つ

判断(Setup条件)

A) 『パターン完成→抜け待ち』

  • ネックラインが引ける(水平 or ゾーン)
  • 20MAが追いつく(もしくは乖離)
  • 抜けたら『第1波』として扱う

B) 『トレンド発生中→フラッグ/揉みで再参加』

  • すでにトレンドが走っている
  • 途中にフラッグ系(小さなチャネル・三角・持ち合い)ができる
  • 『一回降りても、フラッグ抜けでまた乗る』が前提

無効条件(シナリオ崩壊)

損切りは『値幅』じゃない。『根拠の否定点』。

  • 逆三尊ロング:ネックラインを実体で再び下回る、または右肩安値割れ
  • 三尊ショート:ネックラインを実体で再び上回る、または右肩高値超え
  • 戻り売り:戻り高値を更新(高値切り下げが崩れる)
  • 押し目買い:押し安値を更新(安値切り上げが崩れる)
  • MA基準の時:120/600を抜け返して『上位足の方向が復活』したら撤退

管理(RRとロットの規律)

  • RR基準:最低『1:1以上』、できれば『1:2以上』を狙える場所だけ触る
  • ロット:損切り幅が広くなる局面でも資金管理内で乗る
  • トレール:利確の正義ではない。『トレールの集積=相手の燃料(逆差し値)』も理解して、急加速の背景を読む

手仕舞い(波の終盤で欲張らない)

  • 原則:『1波・5波は利確優先』
  • ただし例外:上位足(600MA絡み)で『日足の第1波を作りに行く局面』は伸びることがある
  • 判断材料は『左側(上位足の余白)』
    反発余地がない壁(上位足レジ)なら、終盤は伸びない=利確

結論:『左側を見て、波の終盤で止める』これが生存戦略。

結論:波カウントは「番号」ではない。「連続性」だ

  • 第1波はMAやダウ理論ではなく、抜けた構造で決める
  • 環境認識(D1→4H→1H)で根拠の積み上げを作る
  • ラス押し/ラス戻り割れ=シナリオ崩壊で方向を確定させる
  • 大胆さはロットで作る。精神論は禁止。

 

 

独学の限界は『第3者視点』が入らないこと

1人でやっていると、気づけない盲点が必ず出ます。

  • 早いエントリーを正当化する

  • ルール違反を“例外”にする

  • 負けた理由が『相場のせい』になる

ここに『第3者視点』が入ると、修正速度が上がります。
だから個別指導では、質問やトレード報告を元に
『癖の特定 → 修正案 → 次の一手』が早い。


指導は“答え”を渡すためではなく、
『自分で答え合わせできる基準』を作るためにあります。

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