なぜそこで損切りするのか?根拠あるトレードに不可欠な「2つの基準」

損切り定義 FX初心者向けガイド

なぜそこで損切りするのか?

「56さんのユーロドルショートの損切り位置はどこだったのか?」
この質問、めちゃくちゃ大事なんです。

なぜなら損切りの置き方は、その人のトレードの“思考の質”がそのまま出る場所だからです。
そして結論はシンプルです。

損切り=シナリオが崩れる場所。

僕がユーロドルをショートした時の損切りは、三尊(ヘッドアンドショルダー)のネックラインの直上でした。理由は簡単で、三尊を根拠に売っているなら、ネックラインを上抜かれた時点で「売りの前提」が否定されるからです。


損切りの鉄則『シナリオ崩壊』とは

損切りを「なんとなくの値幅」や
「ダウ理論の押し安値・戻り高値」だけで決めると、精度が安定しません。

もちろん、押し安値・戻り高値が重要な局面はあります。
ただ、それだけだと、誰にでも語れる一般論で終わります。

損切りで本当に見るべきは、

  • なぜそこでエントリーしたのか
  • その根拠が否定されるのはどこか

この2つです。

ユーロドルの事例:三尊のネックライン

僕のケースはこうです。

  • 根拠:三尊(ヘッドアンドショルダー)形成
  • 意識点:ネックライン
  • 損切り:ネックライン直上

ネックラインを上抜いたら、三尊シナリオは崩壊します。
だから「直上」に置く。これが筋です。

損切り位置を決める『2つのパターン』

ここが今日一番の実践パートです。
損切りの迷いは、ほぼこの2つの状況から生まれます。

パターンA:早期エントリー(見切り発車)の場合

状況

  • まだネックラインを抜けていない
  • チャートパターンは形成“途中”

つまり、根拠が完成していない段階です。

損切り位置

  • パターン全体の直上/直下

ここは正直、リスクが大きくなりがちです。
でもこれは早期参入のコストとして割り切るしかありません。

なぜなら、根拠が未完成なのに
損切りだけをタイトにすると、ヒゲや一時的な戻りで刈られやすいからです。


パターンB:確定後エントリー(根拠確定)の場合

状況

  • ネックラインブレイク
  • リテスト確認後のエントリー

ここは根拠が“完成した側”に立てるので、損切りが明確になります。

損切り位置

  • 根拠となった直近のレジサポ
  • チャートパターンのすぐ外側

つまりタイトに設定可能です。

同じ三尊でも、

  • 早期で売るなら「全体の直上」
  • ブレイクとリテスト後なら「直近構造の外側」

この違いを使い分けられると、
無駄な損切りとメンタル消耗が一気に減ります。

よくある間違いとマインドセット

1) 『ヒゲで狩られてから動く』問題

これは本当に多いですよね。

対処は2つです。

  • 実体確定まで待つ
  • 再エントリーを前提にプランを持つ

ヒゲで一度触る動きは、
“もう一回試しに行く”相場の癖が出ることがあります。

だから、
1回のヒゲ負け=自分の否定にしない。

ここは冷静さが勝ちます。

2) 『自分の都合で損切りを置く』クセ

これも損切り貧乏の典型です。

  • 「このくらいなら耐えたい」
  • 「損切り幅を小さくして勝率を上げたい」

気持ちは分かります。
でも相場はあなたの都合で動きません。

損切りは“相場の都合”に合わせる。

つまり、

  • 根拠が崩れる場所に置く
  • それ以外は置かない

この2点に尽きます。

6. まとめ

損切り貧乏
  • 損切りは“シナリオが崩れる場所”に置く
  • 押し安値・戻り高値だけで決めると再現性が落ちる
  • 三尊なら“ネックライン上抜け=シナリオ崩壊”
  • 早期エントリーは“パターン全体の直上/直下”
  • 確定後エントリーは“直近構造の外側”にタイトに置ける
  • ヒゲで狩られても、実体確定や再エントリーで立て直せる
  • 損切りは自己都合ではなく“根拠都合”で決める

最後に。
損切り位置が迷う時は、ほぼ確実に根拠の言語化が足りていないサインです。
「この形の時、どこが崩れたら終わりか?」
この問いを毎回セットで持ってください。

分からなくなったら、気軽に聞いてください。
一言で整理して、次のトレードが軽くなるはずです。

 

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