なぜ『トレンド転換』で負けるのか?
結論から言うと、多くのトレーダーが負けるのは『ローソク足の形だけを見て、トレンドの文脈を見ていない』からです。
ダブルトップが見えたから売る。
長い上ヒゲが出たから天井だと思ってショートする。
こういった入り方は、一見それらしく見えますが、
上位足のトレンドや『どこまで上昇トレンドが続いているのか』を見ていないと、
その後の一時的な戻しで簡単に踏み上げられます。
ここからは、
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ローソク足の基礎(4本値の意味)
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天井圏・底値圏での典型的なトレンド転換パターン
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戻り売り・押し目買いの具体的な待ち方
を整理しながら、『自分のチャートでも再現できる視点』をお渡ししていきます。
ローソク足は『4本値+トレンド』で読む
ローソク足は、次の4つの価格で構成されています。
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始値:足が始まった価格
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高値:その足の中で一番高かった価格
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安値:その足の中で一番低かった価格
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終値:足が終わった価格
この4つをまとめて『4本値』と呼びます。
例えば、上昇トレンド中に
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安値をほとんど切り下げず
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終値が前日高値よりも上で終わる陽線
が続くとき、これは『下から強く買い支えられている状態』です。
逆に、
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高値を更新したものの長い上ヒゲで終わる
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前日安値を一瞬割ったけれど、その後すぐ全戻しする
こういったローソク足は『一度は反対方向の勢力が勝ったが、まだ方向が固まっていない状態』と考えられます。
大事なのは、
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そのローソク足が上昇トレンドのどの位置にあるのか
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直前の高値・安値との位置関係はどうか
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移動平均線(例えば20MAなど:直近20本の平均価格を線で結んだもの)とどう絡んでいるか
こういった『トレンドの文脈』とセットで読むことです。
スラストアップ/スラストダウンとは何か?
『スラストアップ』とは、連続陽線で勢いよく上昇していく動きのことです。
反対に、連続陰線で勢いよく下落していく動きを『スラストダウン』と呼びます。
特徴はシンプルです。
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陽線(または陰線)が連続しやすい
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押し目や戻りが浅い
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20MAの上(または下)に価格が張り付くように進む
こういう場面でやってはいけないのが『高値を追いかけてエントリーすること』です。
狙いたいのは、
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前日の陽線の中まで一度押してくる
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押し目で止まり、再び前日の高値より上に抜けて確定する
という、『一度下で拾ってから、もう一度トレンド方向に抜けていく動き』です。
これは、
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前日の安値〜半値付近で買いが入っている
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前日の高値より上で終わることで、買いの強さが再確認される
という、4本値の組み合わせとして非常に合理的です。
スラストダウンでも同じです。
一度前日の陰線の中まで戻してから、再度安値更新してくる動きを待ってから売る。
天井圏でやられやすい『ダブルトップの落とし穴』
『ダブルトップ』とは、ほぼ同じ高値を2回つけて下落していくパターンです。
2つの高値の下に引ける水平線を『ネックライン』(山の谷にあたる価格帯)と呼びます。
多くのトレーダーがやられるのは、このネックライン付近で『とりあえず売ってみる』ときです。
なぜ危険かというと、
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上位足ではまだ上昇トレンドが続いている
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『ラス押し』(最後に押し目を作った安値)を割っていない
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移動平均線がまだ上向きで、価格がその上に乗っている
こういう状況では、ダブルトップは『転換の候補』に過ぎず、
本格的なダウントレンドに変わる条件がまだ揃っていないからです。
特に天井圏では、
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高値が揃う『毛抜き天井』(2本のローソクの高値がほぼ同じになる形)
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前日のローソクの範囲内にすっぽり収まる『インサイドバー』
など、『それらしい形』が頻発します。
しかし、形だけで飛びつかず、必ず
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ラス押し割れが起きているか
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小さくても下位足でダウントレンド(高値切り下げ・安値更新)が出ているか
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ネックラインを割った後の戻りで、そこがレジスタンス(上値の壁)に変わっているか
まで確認してから狙うようにしてください。
トレンドフォローを徹底するための『待つ練習』
トレンドフォローとは、簡単に言えば『出ているトレンド方向に沿って売買すること』です。
ここでのポイントは、
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上昇トレンド中は、基本的に買いだけを狙う
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下降トレンド中は、基本的に売りだけを狙う
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トレンドが出ていないなら、無理にエントリーしない
というシンプルな姿勢です。
しかし実際には、
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高値圏での最初の陰線で売ってしまう
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安値圏での最初の陽線で買ってしまう
という『転換の一発目』を狙って負けるパターンが非常に多いです。
ここで意識してほしいのが、『トレンドの初動が見えるまで待つ』という考え方です。
具体的には、
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上昇トレンドなら、まずラス押し割れを待つ
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その後の戻りが、ネックラインやMAで止められるかを見る
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戻り高値が切り下がり、再度安値更新してくるところで売る
この一連の流れが『転換後のトレンドフォロー』です。
ロールリバーサルで『出て戻る』を待つ
『ロールリバーサル』とは、サポート(下値の支え)だった価格帯が、ブレイク後に今度はレジスタンス(上値の壁)として機能する現象のことです。
逆に、レジスタンスだった価格帯が、今度はサポートに変わる場合も含めて使います。
天井側であれば、
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ネックラインを一度下抜ける(出る)
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再びネックラインまで戻して止められる(戻る)
底値側であれば、
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ネックラインを一度上抜ける(出る)
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押しでネックラインまで戻して止められる(戻る)
この『出て戻る』動きが出ているゾーンこそ、最も合理的な戻り売り・押し目買いのポイントです。
ここまで来ると、トレードは『勘』ではなく、
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どこをブレイクしたのか
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そのラインを試しに戻っているのか
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MAやトレンドラインと重なっているのか
という『確認作業』に変わっていきます。
次にチャートを見るときは、
『今日はどこでロールリバーサルが起きているか?』という視点で観察してみてください。
その目線で価格の『出て戻る』を追いかけるだけでも、チャートの見え方はかなり変わります。
まとめ:形ではなく『関係性』でチャートを読む
最後に、この記事のポイントをまとめます。
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ローソク足は『4本値+トレンド文脈』で読み、形だけで判断しない
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天井圏では、ダブルトップや毛抜き天井だけで売らず、『ラス押し割れ+戻り』を待ってから入る
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戻り売り・押し目買いは、ネックラインやMAが『ロールリバーサル』するゾーンを待つ
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トレンドフォローを徹底するには、『トレンド初動が見えるまでは逆張りしない』というルールを一度決めてみる
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ローソク足を単発で見るのではなく、『波の構造の中で、自分のエントリー位置を説明できるか』を常に確認する
ここまで読んでくださった方は、すでに『形の暗記』から一歩抜け出しています。
もし『自分一人で検証を続けるのが難しい』『具体的にどこにラインを引けばいいか不安だ』と感じるなら、個別指導も行なっています。
あなたのチャートを一緒に見ながら、『どこで待つべきだったか』『どこで入るべきだったか』を言語化していくと、トレードの軸は驚くほど早く固まっていきます。
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