【FXドル円検証 Vol.6】下落トレンド開始?戻り売り戦略と”横ばい調整”の賢い歩き方
お疲れ様です!ドル円の過去検証、前回はレンジ上限付近での攻防を見ましたが、今回はついにレンジを抜けて下落トレンドが始まるか?という局面と、その後の戻り売り戦略、そしてちょっと厄介な**「横ばい調整」**について見ていきましょう!
「レンジブレイク後の動きってどう判断すればいいの?」 「トレンド中の横ばい、手を出していいか迷う…」
そんな疑問を解消するヒントが満載です。ぜひ最後までお付き合いください!
下落サインを見抜け!「Wトップ」&「見せかけWボトム崩れ」
レンジ上限付近で、チャートはいくつかの重要なサインを出していました。
- サイン①:右肩下がりのダブルトップ出現! 前回の高値を超えられず、しかも2つ目の山が1つ目より低い「右肩下がり」のダブルトップ。これはかなり強い下落サインです。ネックラインを割ると、そのまま下落トレンドが発生しやすい形ですね。
- サイン②:「ダブルボトムかな?」と思いきや…崩壊! 下位足を見ると、「もしかしてダブルボトムで反発上昇?」と思わせるような動きもありました。しかし、重要な抵抗線(ネックラインや斜めライン)を明確に上抜けできない場合、それは**「見せかけのダブルボトム」**である可能性が高いんです。これが下に崩れると、買い方の損切り注文も巻き込んで、下落が一気に加速します。
これらのサインが出たら、「いよいよ本格的な下落が始まるかも!」と判断し、「戻り売り」戦略に頭を切り替えます。
戻り売り戦略:どこで仕掛ける?初動 or 戻り?
下落トレンドが始まったら、基本は「戻り売り」を狙います。エントリーポイントは大きく分けて2つ。
- 初動を捉える(早めのエントリー): ダブルトップのネックライン割れや、MA(移動平均線)を明確に下抜けた瞬間など、転換の最初のサインで飛び乗る方法。早くポジションを持てる反面、ダマシにあうリスクも少しあります。
- 最初の「戻り」を待つ(確実性重視): これが王道!下落の第一波が出た後、価格が一旦戻ってくるのをじっくり待ちます。MA(80MAなど)や、割れたネックラインへのリテスト(戻り)で反落するのを確認したり、戻りの上昇がフラッグなどのパターンを形成したりするのを待ってからエントリー。時間はかかりますが、より確実性が高まります。
どちらが良いかは、ご自身のトレードスタイルや性格に合わせて選んでみてくださいね。
要注意!方向感のない「横ばい調整」局面はどうする?
トレンドが進むと、時々ピタッと動きが止まって、方向感なく横ばいにモジモジ動く時期がありますよね?(三角持ち合いのような形になることも)
- これは「時間調整」: 上下どちらに行くか、市場が迷っている状態。エネルギーを溜めている段階です。
- 【鉄則】この間は「手出し無用」! どちらに抜けるか分からないギャンブルに参加する必要はありません。無理にトレードすると、上下に振られて消耗してしまいます。MAなども効きにくくなるので、**「休むも相場」**と割り切りましょう。
- やるべきこと:
- 冷静に持ち合いの上限と下限を見極める。
- どちらかに明確にブレイクするのを待つ。
- ブレイクしたら、その方向に再度ついていく(例:下にブレイク→また戻り売り戦略へ)。
トレードの基本:常に「環境認識」と「待つ」こと!
今回の検証でも分かるように、トレードで安定して勝ち続けるためには、
- 常に上位足(4時間足、日足)で大きな流れ(環境認識)を確認すること。
- その流れに沿って、自分が得意なパターンや明確な根拠が出るまでじっくり「待つ」こと。
この2つが本当に大切です。1時間足や15分足は、あくまで上位足の方向性に沿って、エントリーのタイミングを精密にするために使う、という意識を持つと、目先の細かい動きに惑わされにくくなりますよ。
まとめ:練習すれば、チャートは必ず読めるようになる!
今回は、レンジ相場後の下落トレンドへの移行と、その中での戻り売り戦略、そして厄介な「横ばい調整」の対処法について解説しました。
- 転換サインを見極める: ダブルトップ(特に右肩下がり)や、見せかけのパターン崩れに注目!
- 戻り売りは焦らず待つ: 初動狙いもアリだけど、最初の戻りを待つ方が確実性が高い。
- 横ばい調整は手を出さない!: ブレイクを待つのが賢明。
- 環境認識と「待つ」姿勢が勝利への鍵!
一見複雑に見えるチャートの動きも、基本原則は同じことの繰り返しです。難しく考えすぎず、過去検証などを通じて何度も練習すれば、必ず相場の言語が理解できるようになります。 諦めずに、楽しみながら続けていきましょう!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!