ドル円 2020年 ケーススタディvol.6 取りたいレンジと巻き込まれたくないレンジ

ドル円 環境認識 レンジ テクニカル分析

レンジの方向性を見極める

まずはレンジ相場の方向性に注目が必要です。レンジ相場と一口に言っても、アップトレンド中のレンジなのか?ダウントレンド中のレンジなのか?レンジは大きな意味でのレンジなのか?中段の持ち合いになっているのか?またその中のトレンドはどうなっているのか?レンジのレジスタンス・サポートラインに何回当たっているのか?

などを見極めていく事によって、レンジの中でも問題なくトレードできる時も多々あります。

ボラティリティの高さを確認する

レンジと言えど、自分が狙う値幅があるなら積極的にトレードします。何故ならレンジであるのなら、レジサポラインはある意味明確で、トレードをする範囲も決まっているからです。
あまりにも小さなレンジやボラが収縮するタイプのレンジは、時には抜けを待つなどの戦略も大事になります。

レンジの形成理由を考察する

これは先も触れましたが上位足から見てどうなっているのか?または大きめの指標などが直前に控えていないか?なんにせよ、何故レンジを組んでいるんだ?と考察する事自体が非常に大事だと思います。レンジの形成背景を分析し、その後の値動きの予測を立てることで、賢明な売買判断が可能になります。レンジを簡単に判断せず、さまざまな観点から入念に分析を重ねることが肝心です。

チャートに現れるレンジの性質を冷静に見極め、タイミングを図りながら取り組むかどうかを絶妙に判断する。そこがFXトレーダーに求められる力量だと言えます。