Stop Hunting in Trading Exists!
But it is Just Not What You Expect it to Be
『ストップ狩りは存在する』だけどそれは、
『狩っているわけではなく流動性が必要なだけ』
機関投資家は、「良いレベルで買う」
そうでなければ全く買わないと教育されている。
- フィボナッチレベル
- トレンドライン
- 単純な水平サポート・レジスタンスレベル
これらのツールを組み合わせて使用し(コンフルエンスを探して)注文を出す場所を決定します。
彼らにとって、これらは「賢い」ことではなく、基本的なアプローチです。
①ほとんどの個人トレーダーは、エントリー前に何らかの確認
例えば、ローソク足パターンや移動平均線のクロスなどを待ちがちです。
そして、彼らのストップロスは最後の安値のすぐ下に置かれることが非常に多く、
これが皮肉にも機関投資家の注文がある場所と正確に重なります
②この現象は「ストップハンティング」と呼ばれることがあります
情報源は、機関投資家はただ「機関投資家がすること」をしているだけであり、
彼らのエントリーポイントを非常に良いレベルに置いているに過ぎないと説明しています
③「良いレベル」でのエントリーと「勇敢さ」
機関投資家レベルで低いストップロスでエントリーしたいのであれば、
「勇敢である必要がある」と強調されています。
これは安易な確認を待つのではなく、
- フィボナッチレベル
- トレンドライン
- 単純な水平サポート・レジスタンスレベル
といったツールを用いて「良いレベル」を特定し、
そこにエントリーするという機関投資家のアプローチを学ぶことを示唆しています
56考察
この3つを掛け合わせて考えてみると、
『ストップハンティング』と言われるものが起こった場所を確認する。
それが上位足での然るべき場所で起これば、
必ずプライスアクションとしてサインが出る
大口と同じようにエントリーを吟味するのは大事なことだが、
それが=大口のようにエントリーがベストとは思わない。
何故なら、彼らには彼らの都合があるからレベルエントリーになるわけで、こちらはその都合ではトレードをしていない。なので大口が個人投資家を餌にしていると言う表現をあえて使うなら、僕らはそれを逆手に取り利用して、個人だからこそ出来る戦術を取れば良い。
大口→注文が多い場所が必要
個人→環境認識とプライスアクションがその場所を教えてくれる
大口→レベル(価格帯)で仕込む
個人→レベルで起こった根拠の後に仕込む
結局いつも言っていることと同じだし、魔法のような解決策ではないかもだけど、
これ以上分かりやすい指針もないでしょう。何故ならチャートの仕組みがそう言っているんだから。
「エントリーが雑(ずさん)ならストップは遠く」であるべき理由
情報源は、「エントリーがずさん(sloppy)なら、ストップロスはエントリーした場所からかなりの距離(’a red bus away’)に置く必要があり、そうすることで動きの中に留まるチャンスが得られる」と明確に述べています。
これは、エントリーの質がストップロスの配置に直接影響するという重要な点を示唆しています。
1.「ずさんなエントリー」とは何か:
情報源によると、多くの個人トレーダーは、ローソク足パターンや移動平均線のクロスなど、何らかの「確認」を待ってからエントリーする傾向があります。これに対し、機関投資家は「良いレベル」で買い、あるいは全く買わないという教えを受けています。
「ずさんなエントリー」とは、おそらく機関投資家が狙うような「非常に良いレベル」ではない場所で、あるいは市場のノイズが多い場所で、安易な確認のみに基づいてエントリーすることを示唆しています。
これは「勇敢であること」や「良いレベルでエントリーすること」の対極にある行動と見なせます。
2.なぜストップを遠くに置く必要があるのか:
「ずさんなエントリー」は、そのエントリーポイントが最適な価格レベルではないことを意味します。(56が思う2つのエントリーポイント)
このような場合、市場は一時的に不利な方向に動く可能性が高く、特に「ノイズの中」で動き、トレーダーをストップアウトさせる可能性があります。
情報源は、「これは非常にリスキーな取引だからタイトなストップロスを使う」という考えを「ナンセンス(rubbish)」であると断じています。
なぜならその場合、「何度も何度も繰り返しストップアウトされる」ことになるからです。
したがって、ずさんなエントリーであれば、市場の通常の変動やノイズによってすぐにストップアウトされるのを避けるために、
より広い(遠い)ストップロスを設定して、ポジションに呼吸の余地を与え、動きの中に留まるチャンスを与える必要があるのです。
考慮すべき点としての示唆:
この考え方は、トレーダーがストップロスを設定する際に、以下の点を「考慮すべき点」として提示しています。
エントリーの質がストップ位置を決定する:
理想的には、機関投資家のように「良いレベル」でエントリーすることが望ましいとされています。良いエントリーであれば、より低い(近い)ストップロスで取引できる可能性があります。
タイトなストップロスは万能ではない:
リスキーな取引だからといって安易にタイトなストップロスを使うのは逆効果であり、繰り返しストップアウトされる原因となります。ストップは「あるべき場所」に設定されるべきであり、エントリーの質を考慮に入れる必要があります。
適切なストップ位置の決定:
ストップの位置について「長く真剣に考えない」と、「ストップロスの海で死ぬ」可能性があると警告されています。平均真の範囲(Average True Range, ATR)のようなツールが、適切なストップ位置を決定するのに役立つと述べられており、多くのトレーダーはATRの2.5倍などをストップロスとして考慮します。
「勇敢さ」の重要性:
もし機関投資家レベルで低いストップロスで入りたいのであれば、「勇敢である必要がある」と強調されています。これは安易な確認を待つのではなく、フィボナッチレベル、トレンドライン、水平サポート・レジスタンスレベルといった機関投資家が利用するツールを用いて「良いレベル」を特定し、そこにエントリーすることを指します。
時代の経過と共に細かい変更点がある可能性や、(テクニカル的・AIトレード的・ファンダメンタル的)あくまでもデイビッドさんによる大口的視点であることを忘れずに。
デイビッド・ポール (David Paul)

南アフリカへの渡航(1981年): ラグビーのプロ選手としてロンドンから南アフリカへ渡りました。
ベテラントレーダーとの出会い: 南アフリカのオフィスで、手作業で株価チャートを更新するベテランのトレーダーに出会いました。
そのトレーダーは、日々の新聞から手書きで株の高値、安値、終値を記録し、1948年に書かれた「Technical Analysis of Stock Trends」という本を使って株式市場での意思決定をしていました。
デイビット・ポールさんにとって、このベテラントレーダーがトレーディングを始めるきっかけとなる「インスピレーション」でした。
最初の取引(1982年10月): 彼はそのトレーダーを観察し、お金を貯めました。そして、1982年10月に初めての取引を行い、南アフリカのビール会社であるSouth African Breweriesの株で成功を収めました。
会社員としてのトレーディング(1982年~1988年): 彼は南アフリカのビール会社で働きながらトレーディングを続けました。
独立(1988年4月): 1988年4月には会社勤めを辞め、それ以来、個人トレーダーとして活動しています。彼は機関投資家レベルでの経験もありますが、個人での取引を好んでいます。
また、彼は機械工学の博士号(PhD)を持っており、その学歴が情報収集や分析能力においてトレーディングに役立っていると述べています。
彼のトレーディングスタイルは、出会ったベテラントレーダーの影響で、技術的な分析(テクニカル分析)から始まったとのことです。
「私は個人で取引する方が幸せです。その主な理由は、何もしない日もあるからです。例えば、イエレン議長が今日と明日、証言することになっていますが、その前は市場は閑散としています。もし機関投資家レベルで働いているなら、ただ座ってじっと待っているしかありません。もしフロー取引をしている、あるいはマーケットメーカーであれば、常にやることがあるので素晴らしいです。一日中スプレッドを稼ぐことができますからね。しかし、プロプライエタリトレーダーであれば、何も動きがない時間帯があり、私はジムにいる方が幸せです。」
「プロプライエタリトレーダー(Proprietary Trader)」
自分自身や所属企業の資金を使ってトレードを行い、利益を上げる職業トレーダーのことです。略して「プロップトレーダー」とも呼ばれます。フロー取引(顧客からの注文を処理する取引)
マーケットメイク(市場で売り買いの価格を提示し、スプレッドから利益を得る取引)