FX:トレンドの終焉を見抜け!「4波・5波」が未来を語る?波カウント活用術

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FX:トレンドの終焉を見抜け!「4波・5波」が未来を語る?
波カウント活用術

こんにちは!

皆さんはFXでトレードする時、チャートに描かれる「波」を数えたり、意識したりしていますか?

「エリオット波動とかって、なんだか難しそう…」 「波を数える意味って本当にあるの?」
そう感じている方もいるかもしれません。でも、実はトレンドの「終わり目」や「次の展開」を予測する上で、波のカウント、特に終盤の波の形を見ることは非常に有効なんです。

今回は複雑な理論は一旦置いておいて、誰でも実践できる、トレンド終盤の『4波・5波』の形に注目した、シンプルな分析のコツとその活用法について解説します!

これを知っているだけで、「そろそろトレンドが終わりそうだな」「次はレンジになるかも?」「いや、まだ続きそうだな」といった予測の精度が格段に上がるかもしれませんよ。

基本の確認:トレンドは「5つの波」のリズムで動くことが多い

まず多くのトレンドには基本的なリズムがある、ということを思い出しましょう。相場は多くの場合、「進む波(推進波)」と「休む波(調整波)」を繰り返しながら、合計『5つの波』(1,2,3,4,5)で一つのトレンドの区切りを迎えると考えられています。(これはエリオット波動理論の基本的な考え方ですね)

もちろん、いつもきっちり5つの波で終わるわけではありません。3波がすごく伸びたり、5波が短かったり、時にはもっと長く続いたりもします。

それでも、この「5つの波で一区切り」という基本的なリズムを頭に入れておくと、今の相場がトレンドのどの段階にあるのかを考える上で、とても役立ちます。

最重要!トレンドの未来を読む鍵は『4波・5波』の形にある!

5つの波の中でも、トレンドの継続・終了・転換を見極める上で特に重要なのが、終盤にあたる『4波(最後の調整波)』と『5波(最後の推進波)』が作る「形」です。

この最後の2つの波がどのような関係性で終わるかによって、その後の値動きがある程度パターン化されることが多いんです。ここでは、代表的な3つのパターンを見てみましょう。

『パターン1:安値(高値)を切り上げる → トレンド継続濃厚!』 上昇トレンドの5波目が、3波目の高値を更新した後、4波目の安値を割らずに『安値を切り上げて』反発し始めた場合。(下降トレンドなら、高値を切り下げて反落) これは、まだトレンドの勢いが十分に残っていることを示唆します。「まだ上に行きたい!」という市場の意志の表れですね。この後、多くの場合、フラッグやウェッジ、チャネルといった『調整パターン』を形成し、再びトレンド方向に力強く動き出す可能性が高いです。絶好の押し目買い(または戻り売り)のチャンス到来です!

『パターン2:安値(高値)でピタッと止まる → しばらくレンジかも?』 5波目が、4波目の安値(または高値)とほぼ同じ価格帯でピタリと止められてしまった場合。 これは、トレンドの推進力が一旦なくなり、買いと売りの力が均衡している状態です。この後は、しばらく方向感のない『レンジ(横ばい)相場』になる可能性が高いと考えられます。次にどちらかにブレイクするまで、無理に手を出さずに様子を見るのが賢明でしょう。

『パターン3:安値(高値)を切り下げる → トレンド転換の警戒サイン!』 5波目が、4波目の安値(または高値)を明確に下回って(または上回って)終わる場合。 これは要注意! トレンドの勢いが完全に失われ、逆方向への力が強まっている可能性が高いサインです。『トレンド終了』そして『反対方向へのトレンド転換』を強く意識すべき局面です。この後、ダブルトップ/ボトムや三尊といった、より明確な転換パターンを形成しやすくなります。

ラインとパターンで読み解く!実践的な分析テクニック

この「4波・5波」の形をより正確に判断するために、ライン分析やチャートパターン認識が役立ちます。

4波・5波の動きに合わせて『トレンドライン』や『チャネルライン』を引いてみることで、上記のどのパターン(フラッグ/ウェッジなのか、レンジなのか)に近づいているかが視覚的に分かりやすくなります。 ラインブレイクや、ダブルトップ/ボトムのネックライン割れなどを確認することで、トレンド継続や転換のタイミングをより精度高く捉えることができます。 もちろん、最終的なエントリー判断は、ライン際での『プライスアクション』(ローソク足の形)を確認することが非常に重要です。

注意点:必ず「環境認識」と組み合わせよう!

この「4波・5波」分析は非常に有効ですが、これだけでトレード判断をするのは危険です。

必ず『上位足の環境認識』と組み合わせてください。例えば、上昇トレンドの終盤に見えても、すぐ上に上位足の強力なレジスタンスがあれば、あっさり反転してしまうこともあります。 あくまで「可能性が高い」という予測であり、絶対ではありません。トレードする際は、必ず損切りを設定しましょう。

まとめ:「4波・5波」に注目して、トレンドの先を読み解こう!

今回は、トレンドの終盤『4波・5波』の形に注目することで、その後の展開を予測しやすくする考え方について解説しました。

トレンドの終盤は「4波・5波」の形を要チェック! 「切り上げ/下げ」なら継続、「ピタ止め」ならレンジ、「逆の切り上げ/下げ」なら転換の可能性を意識。 ライン分析やパターン認識、プライスアクションと組み合わせて判断精度をUP! 必ず上位足の環境認識の中で判断することを忘れずに。

「難しく考えすぎず、まずは普段見ているチャートで、トレンドの最後の波がどんな形になっているか、意識して観察することから始めてみてください。トレンドの終わり目や次の展開が少しずつ見えてくると、トレードはもっと有利に、そしてもっと面白くなるはずですよ!」

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

他にも波カウントを使った実践的なトレード解説は、こちらでご確認くださいね。