FXユーロドル検証:レンジ相場攻略!下限からの逆張りロング戦略とプライスアクションの見方
こんにちは!ユーロドルの過去検証、一緒に進めていきましょう。
前回は上昇トレンドが一服し、調整局面に入った可能性を探りましたね。今回はその後の展開、明確なトレンドが出ないままレンジ相場が継続している状況で、レンジの下限からロング(買い)を狙う戦略について解説していきます。
「レンジ相場って、どうトレードすればいいの?」 「逆張りって怖くない?」
そんな疑問を持つ方もいるかもしれません。レンジ相場にはレンジ相場なりの戦い方があります。その基本と考え方を、しっかり押さえていきましょう!
環境認識:今は「レンジ相場」!上下の壁を意識しよう
まず一番大切なのは、「今はトレンド相場ではなく、レンジ相場なんだ」という現状認識です。前回までの分析で、上には週足レベルの強い抵抗帯、下には日足レベルの重要なサポート帯があることが分かっていました。価格がその間に挟まれ、方向感なく上下動している。これがレンジ相場の特徴ですね。
レンジ相場と判断したら、基本戦略はシンプルです。
レンジの上限(レジスタンス)付近で売る。 レンジの下限(サポート)付近で買う。
今回は、価格がレンジの下限である重要なサポートゾーンまで落ちてきたので、「下限からの反発上昇を狙うロング(買い)戦略」を検討する場面となります。
エントリーの鍵は「プライスアクション」!反発のサインを見逃さないで!
「レンジ下限に来たから、すぐに買い!」というのは、少し待ってください。確かに反発しやすいポイントではありますが、そのまま下にブレイクしてしまう可能性もゼロではありません。
そこで重要になるのが、「ここでしっかり下げ止まりましたよ」「ここから反発しますよ」というチャートからのサインです。その最も分かりやすいサインが、ローソク足の形(プライスアクション)なんです。
特に4時間足レベルのような、ある程度長い時間軸のプライスアクションに注目しましょう。
例えば、 サポートゾーンで下ヒゲの長い陽線が出現したら、買い支えが入ったサイン。 前の陰線を丸ごと打ち消すような、力強い陽線(エンゴルフィンバーなど)が出現したら、強い買いの意志表示! 同じ安値で何度も反発する「毛抜き底」が見られたら、底堅さの証拠。
このように、サポートゾーンで明確な反発を示すプライスアクションが出現したら、それがロングエントリーを考えるGOサインになります。
具体的なエントリー判断とタイミング(4時間足・1時間足)
4時間足で「お、これは買いサインかも!」というプライスアクションが出たら、次は具体的なエントリータイミングです。
4時間足の陽線が確定するのを待ってエントリーする。これが一番確実性が高い方法です。 もう少し早く入りたい場合は、1時間足に時間軸を落として、ダブルボトムのネックライン抜けや、短期的な下降トレンドラインを上に抜けるなどの細かいサインを確認してからエントリーする、という方法もあります。
今回のケースでは、4時間足でサポートゾーンからの強い陽線が確定したタイミングが、非常に分かりやすいエントリーポイントでしたね。(ただし、時間帯によってはリアルタイムで入るのが難しいこともあります)
損切りと利確:レンジトレードでの基本ルール
エントリーしたら、必ず損切りと利確の設定をしましょう。
損切りはどこに置く? これは明確です。エントリーの根拠となったレンジ下限(サポートゾーン)を明確に下に割ったら損切り。ここに置いておけば、「レンジ下限で反発する」というシナリオが崩れた場合に、損失を限定できます。損切りラインをあまりタイトにしすぎると、一時的なヒゲで狩られてしまうこともあるので、少し余裕を持たせるのがコツですよ。
利確目標は? 基本的にはレンジの上限を目指します。ただし、途中に抵抗になりそうなラインがあれば、その手前で一旦利確するのも良いでしょう。レンジトレードでは、欲張りすぎず、確実に利益を積み重ねていく意識も大切です。そして、必ずリスクリワード(損切り幅に対する利益幅)が1対1以上あるかを確認してからエントリーしてくださいね。
まとめ:レンジ相場は基本に忠実に、チャンスを待つゲーム!
今回は、レンジ相場の下限からの逆張りロング戦略について解説しました。ポイントをまとめると、
まず「レンジ相場である」としっかり認識すること。 レンジの下限(サポート)で、反発を示すプライスアクションを待つこと。 損切り・利確はレンジの範囲を意識して、明確な根拠を持って設定すること。 そして、焦らず優位性の高いポイントまで引き付けて待つこと。
レンジ相場は、トレンド相場とは違った難しさもありますが、上限・下限という分かりやすい目安があるので、基本に忠実にトレードすれば十分戦えます。
今回のように、4時間足のプライスアクションを確認して、1時間足でタイミングを計る、といったマルチタイムフレームでの分析も有効です。ぜひ、あなたのトレードにも活かしてみてくださいね!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。