【エントリーパターン解説】格上レジサポからの反発を狙うトレード戦略
「強いサポートを根拠に、トレンド発生前のエントリーを仕掛ける」
このパターンは、相場経験がある程度積み上がった中級者以上におすすめの戦略です。ポイントは、格上時間足で明確なレジサポ反発が確認できるかどうか。以下のような状況が重なると、非常に高精度なエントリーが可能になります。
波の完成とチャネルの重なりを確認
まずは、波形の構成に注目してください。
3波が2波よりも長く伸びており、その先に格上のレジサポ(週足・月足)がある場合は、チャートパターンとして三尊のヘッドを形成するケースがよくあります。
具体的には、以下のラインが揃っていると根拠が強まります:
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直近の2つのチャネルサポート
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週足から引けるラス押しライン
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月足・週足レベルの大外ラインを一時的に抜けるオーバーシュート
プライスアクションと市場心理の交錯
たとえば、日足が陰線で引けていても、下ヒゲが長くピンバーに見える場合、多くの参加者が押し目買いとしてロングを仕掛けやすくなります。
さらに、3波がオーバーシュート気味に伸びた場面では、三尊形成を期待する売り勢のポジション整理や、逆三尊と認識した買い手の新規エントリーがぶつかりやすくなります。
1時間足レベルでの根拠確認
週足レベルのラス押しゾーンを、1時間足で見ると:
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明確な戻り高値を作ってからの下落
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その下落の中で「ショート撤退ライン」も浮かび上がる
この価格帯では、ロングとショート両者の注文が集中しやすく、重要な分岐ポイントになります。
そこに経済指標などのファンダメンタルズ的な後押しが加わると、Wの圧力によって一気に上昇へと傾くことも少なくありません。
トレンド前のエントリーとして狙えるパターン
このような場面でのエントリーは、明確なトレンド発生前の仕込み型のトレードになりますが、サポート根拠が明確に整っていれば、実戦で十分活用可能です。
慣れてきた方は積極的に狙っていく価値があるパターンです。
特に「格上のレジサポライン」からの反発に注目して、マルチタイムでシナリオを組み立てる力を養っていくことがポイントです。
最後に
トレンド発生前の“静かなエネルギーの蓄積”を見抜くには、チャネル・波形・時間軸の重なりが大切です。経験を積むほど精度も上がるので、ぜひチャートに引き写して検証してみてください。


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