【FXポンド円検証 Vol.2】ダウントレンド後はレンジ?レンジ相場の見極め方とトレード戦略
お疲れ様です!前回はポンド円の「戻り売り」が綺麗に決まりましたね。さて、下落が一服した後、相場はどのように動いたのでしょうか?
今回は、その続きとしてダウントレンドからレンジ相場への移行と、トレンドが出ていないレンジ相場の中でどう考え、どうトレードしていくか、その具体的な戦略(今回は押し目買い)について見ていきましょう!
「トレンド相場は得意だけど、レンジ相場ってどうも苦手で…」 「方向感がなくて、どこでエントリーすればいいか分からない…」
そんな風に感じている方も少なくないはず。でも大丈夫!レンジ相場の基本的な考え方とチャンスの見つけ方を、一緒に確認していきましょう!
相場の変化を読み取る:ダウントレンドから「レンジ相場」へ
まず、相場の雰囲気が変わってきたサインを捉えることが大切です。
- 下落の勢いが止まった? 前回の下落目標に到達した後、安値圏で下げ止まり、反発の動きが見られました(小さな逆三尊のような形も)。
- 高値も安値も更新しない… その後、再度下落する場面もありましたが、前の安値を割り込みませんでした。かといって、反発しても前の高値を越えられない。
この**「高値も切り下げ、安値も切り上げる(あるいは更新しない)」という状態が続いたら、「あれ?もしかしてレンジ相場**に入ったかな?」と疑い始めます。移動平均線(MA)が横ばいになってくるのも、レンジ相場の分かりやすいサインの一つですね。
レンジ相場での基本的な考え方:「上限・下限」と「中の小さなトレンド」
レンジ相場と判断したら、まず意識するのはその**「範囲」**です。
- レンジの上限(レジスタンス)と下限(サポート)を把握する。
- レンジの中にも短期的な「小さなトレンド」が発生することがあるので、それを見つける。
基本的な戦略は、シンプルに**「下限で買って上限で売る」という逆張り、もしくはレンジの中の「小さなトレンドに乗る」という順張りです。今回は後者の「レンジ内での押し目買い」**に注目してみましょう。
具体的な戦略:レンジ内で「押し目買い」を狙う!
今回のケースでは、4時間足レベルでレンジ相場と判断。その中で、1時間足を見ると、レンジの下限から上限に向かう短期的な上昇の波が見られました。
この短期上昇トレンドに乗り、レンジ上限を目指す**「押し目買い」**が狙えそうです。
問題は「どこで買うか?」ですよね。 重要なのは、適切な「押し目」を見極めること。
- どこまで押す(下がる)可能性があるか? を考えます。目安になるのは…
- トレンドラインやチャネルライン: 短期上昇トレンドに引けるライン。
- 水平線: 過去に意識されたサポートライン。
- 移動平均線(MA): 支持帯として機能するか。
- これらのラインが複数重なるポイントは、反発する可能性が高く、絶好の**「押し目買い候補ゾーン」**となります。
エントリーポイントの見つけ方:「横横ドン」を見逃すな!
押し目買い候補ゾーンまで価格が下がってくるのを、じっくり待ちましょう。すぐに飛びつかないのがコツです。
押し目(価格の下落)のパターンにはいくつかありますが、今回は**「横ばい調整(通称:横横ドン)」**からのエントリーを見てみましょう。
- 横ばい調整とは? 価格があまり下がらずに、横ばいで推移しながら時間だけが経過していくパターン。「エネルギーを溜めている」ようなイメージですね。
- エントリーチャンス! この横ばい状態から、再度上にブレイクアウトした瞬間が、押し目買いのエントリーチャンスになります!
- 今回のケースでは…
- 押し目買い候補ゾーン(サポートライン付近)で価格が横ばいに。
- 短期的に小さなダブルボトムのような形を形成。
- そして、その横ばいレンジを上にブレイク!
- → 複数の買い根拠が重なったことを確認して、ロングエントリー!
利確目標は、欲張らずレンジの上限付近。損切りは、エントリーの根拠となった押し安値の少し下などに設定します。
まとめ:レンジ相場攻略のヒント
さて、今回の検証から見えてきたレンジ相場攻略のポイントをまとめます。
- 「レンジかも?」とまず疑う・認識することがスタートライン。
- レンジの上限と下限をしっかり把握しよう。
- レンジ内にも短期トレンドは存在する!それを見つけて利用しよう。
- 押し目買い/戻り売りは、複数の根拠が重なるポイントを待つのが吉。
- **「横横ドン」**からのブレイクアウトは分かりやすいエントリーチャンス!
「レンジ相場は方向感がなくて難しい…」と思われがちですが、基本的な考え方を押さえれば、ちゃんとトレードチャンスは見つけられます。トレンド相場とは少し違った視点で、ぜひレンジ相場の分析も楽しんでみてくださいね!
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