FXユーロドル検証:抵抗帯が近い!それでも押し目買いを狙う判断基準とは?
こんにちは!ユーロドルの過去検証、一緒に進めていきましょう。
前回はフラッグパターンからの押し目買いが成功し、目標地点まで到達しましたね。素晴らしいトレードでした! さて、今回はその後の展開です。価格はさらに上昇しましたが、いよいよ週足や月足レベルの強力な抵抗帯がすぐそこに見えてきました。
「ここまで上がってきたけど、まだ買えるの?」 「天井かもしれない場所でトレードするのは怖い…」
そんな風に感じる、非常に判断が難しい局面ですよね。今回は、こういう状況で私がどのように考え、トレード判断をしているか、そのプロセスを共有したいと思います。「焦らず待つ」ことの大切さも、改めて感じていただけるかもしれません。
環境認識:状況整理!まだ上? でも大きな壁もすぐそこに…
まず、現状を冷静に整理しましょう。 日足や4時間足を見ると、上昇トレンドはまだ継続中です。これは基本的に「買い」を考えたい大きな流れですよね。
しかし忘れてはいけないのが、すぐ上に横たわる大きな壁の存在。週足レベルの過去の高値(ラス戻り)や、月足レベルの移動平均線など、ここから上は強い売り圧力が出てきてもおかしくない、いわば「危険エリア」に突入しつつある、という認識が非常に重要です。
つまり、「上昇の勢いはまだあるかもしれないけれど、大きな壁もすぐそこまで迫っている」という、少し注意が必要な状況なんです。
押し目を待つ:どこで、どんなサインを待つのが賢明か?
基本戦略は引き続き「押し目買い」ですが、大きな壁が近いので、これまで以上に慎重にポイントを見極める必要があります。
押し目買いの候補となるのは、 前回意識されたサポートゾーン(4時間足の押し安値付近など)。 上昇トレンドライン。 移動平均線(MA)といった場所です。
大切なのは、これらのサポート候補まで価格がしっかりと下がってくるのを「待つ」こと。そして、ただ待つだけでなく、そこで「確かに下げ止まったぞ!」という明確なサインを探します。
プライスアクションが鍵!エントリーのGOサインを見極める
押し目候補ゾーンでの「下げ止まりのサイン」として、私が特に注目しているのが、ローソク足の形、つまり「プライスアクション」です。これ、本当にたくさんの情報を教えてくれるんですよ。
例えば、 サポートゾーンで下ヒゲの長い陽線が出たら、「お、ここで買いたい人たちがいるんだな」と買いの強さを感じます。 前の陰線をすっぽり包むような大きな陽線(包み足やエンゴルフィンバーと呼ばれます)が出たら、これはかなり強い買いサイン! 同じ安値で何度も反発するような動き(毛抜き底)が見られたら、底堅さの証拠。
このように、ローソク足が発するメッセージを読み取り、「ここで反発する可能性が高い!」と判断できるプライスアクションが出現したら、それがエントリーを考えるGOサインになります。
もちろん、ローソク足1本だけで決めつけず、その後の数本の動きも見て総合的に判断することが大切ですよ。
損切り設定の極意:狩られずに「根拠」を守る技術
エントリーポイントを決めたら、必ず損切り設定も行います。特に抵抗帯が近い場面では、万が一、壁に跳ね返された場合に備えて、しっかり損切りを置いておくことが必須です。
じゃあ、どこに置くか? それは「エントリーした根拠が崩れる場所」です。 例えば、反発を確認したローソク足の安値の少し下、とか、押し目買いの根拠としたサポートゾーンを明確に下に抜けたら、といった場所ですね。
ここで一つ注意点。あまりに損切りラインをタイトにしすぎると、一時的な価格のブレ(ノイズ)で狩られてしまうことがあります。せっかく良いところでエントリーできたのに、損切りにかかってから思惑通りに動く…なんて悔しいですよね。
だからといって、損切りを遠くに置きすぎると、今度は負けた時の損失が大きくなってしまいます。
少し余裕を持たせつつ、でも「ここを割ったら、もう買いのシナリオは違うな」と判断できる、明確なポイントを見つける。このバランス感覚を養うことが、損切り設定の極意かもしれませんね。
まとめ:焦らず待てば、また必ずチャンスは来る
今回は、上位足の抵抗帯が近いという難しい状況下での、押し目買いの判断プロセスについて解説しました。
強い抵抗帯付近では、まず「様子見」も重要な選択肢。 押し目を狙うなら、明確なサポートゾーンまで引き付け、「プライスアクション」で反発のサインを確認することが鍵。 損切りは必ず「根拠が崩れる場所」に、少し余裕を持って設定する。
そして何より、自分が納得できる明確な根拠が揃うまで、焦らずじっくり「待つ」こと。
今回の検証でも、結局エントリーチャンスと言える場面まで、1週間近くかかりましたよね。でも、それでいいんです。毎日トレードする必要なんて全くありません。
質の高い、優位性のある場面だけを狙ってトレードする。そのために、チャンスが来るまでひたすら待つ。
一見地味ですが、この基本を徹底すること、そしてそれを可能にする自分なりの「トレードの型」を過去検証などを通じて作り上げることが、FXで長期的に生き残るための最も大切な要素だと、私は強く信じています。
焦らず、腐らず、じっくりチャートと向き合っていきましょう!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。