「どこで波が始まり、どこで終わるのか」が見えたとき、相場が『読める』感覚が手に入ります。
波のカウントは、トレンドの始点を見抜くための最重要スキルです。
この記事では、FXトレードにおいて『4時間足』を基準とした波のカウント方法と、その活かし方を具体例とともに解説します。
「どこが1波なのか分からない」
「途中で握れなくなってしまう」
「結局、どの時間足のトレンドに乗ってるのか曖昧」
そんな方に向けて、波の正体と向き合う実践的なガイドをお届けします。
1. 『波を掴む』とは、どの時間足を基準に見るかを決めること
まず前提として、自分が『どの時間足の波を獲りにいっているのか』を明確にしておく必要があります。
例えば…
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4時間足の1波を利確するなら、ポジション保持は1〜2週間に及ぶ可能性
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1時間足で完結するなら、数時間〜1日で決着がつく可能性
これを曖昧にしたまま握っていると、逆行や全戻しに対して『心の根拠』が持てなくなります。
つまり、波のカウントは【時間軸の確定→構造の把握→利確の想定】という順で考えることが本質です。
2. 実戦で使える『1波』の見極め3条件
4時間足レベルで、僕が1波と定義する条件は以下の3つです：
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ネックラインの明確なブレイク
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上位の移動平均線（MA）の突破
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ラス押し・ラス戻りのブレイク
この3つのうち2つでも該当すれば、カウント開始の基準になります。
すべて揃うのを待っていてはチャンスを逃します。重要なのは『波の形成途中でも判断と戦略を持てるか』です。
3. 波の中で“順張り”と“逆張り”を明確に分ける
波の初動（1波）は逆張りに見えることもありますが、しっかりと時間軸とセットアップを理解すれば、順張りのように握ることも可能です。
ただし、逆張り的に見える段階では『直近の利確』を意識しましょう。
逆に3波を狙う場面では、1波がしっかり確認できているので伸ばす根拠が持てます。
『環境認識＋今のトレンド位置』の掛け算で、保有の根拠を判断します。
4. 推進波よりも『調整波』を見抜けると相場が読める
実は、波のカウントで最も大事なのは推進波ではなく『調整波』です。
調整波の特徴：
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ジグザグ（ABC）
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フラット
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トライアングル
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フラッグ型レンジ など
これらが見えた時、「今は一時的な休憩」「次にまた伸びる可能性がある」という“相場の呼吸”を感じ取れるようになります。
この判断ができると、推進波の乗り方も自然と見えてきます。
5. トレンドが出なかった“理由”を説明できるか？
波のカウントに正解はありません。大事なのは『なぜ動かなかったか』を自分の言葉で説明できることです。
例えば…
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上位足での三角持ち合いだった
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月足サポートに阻まれていた
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ダマシのフラッグブレイクだった
こうした『動かなかった背景』を見抜けることが、次のトレード判断を進化させてくれます。
6. 未来のシナリオを“波”で描けるかが勝負
トレンドラインを抜けた瞬間から、もう3波のスタートが始まっていることもあります。
だからこそ、波のカウントは『すでに出ている波』を見るだけでなく、そこから先をイメージするために使うのです。
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1波が出た → 次に2波はどこまで戻るか？
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2波が浅い → 3波は勢いが強いかもしれない
こうした【仮説→観察→検証】の循環をつくれるのが、波カウント最大の魅力です。
まとめ：トレンドフォローの本質は「波の位置を理解すること」
トレンドに乗るとは、単に矢印に従うことではありません。
『今どの波のどの位置に自分がいるのか』を理解した上で、時間軸ごとのシナリオを描き、戦略的に利確と損切りを計画すること。
これこそが、勝てるトレーダーが共通して持っている“波の目線”です。
最後にひとこと
チャートはランダムに動いているようで、実は波の構造に従って呼吸しています。
『波を読む目』を持てば、あなたのトレードはもっとシンプルで、自信に満ちたものに変わります。
まずは今日から、波を数えることから始めてみてください。
動画内で学んだ内容を、今の相場でどう活かす？が鍵です。
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『ただし本質に特化した力は手に入ります』
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皆さんのトレードが上手くいくよう、力になれたら幸いです。
頑張っていきましょう！
