FXドル円:順張り中の逆張り!? トレンドライン3点目+ウォルフで狙う鉄板反発パターン
こんにちは!
今日は、私がトレードを学ぶ上で大きな影響を受けた師匠(あきちゃん准教授、ご存知の方も多いですよね)から学んだ考え方をベースにした、非常に強力で、かつ視覚的にも分かりやすい鉄板パターンを一つご紹介したいと思います。
それは大きなトレンドの流れ(順張り)の中で、一時的な調整の終わりをピンポイントで狙う、「短期的な逆張り」とも言える手法です。
「え、逆張りって難しそうだし、危険じゃない?」 そう思うかもしれません。でも大丈夫。今回ご紹介するのは、明確な根拠がいくつも重なるポイントを狙うので、実はかなり優位性の高いパターンなんです。早速見ていきましょう!
パターンの全体像:「トレンドライン3点目」と「ウォルフターゲット」が重なる時!
この鉄板パターンが姿を現すのは、まずチャート上に明確なトレンドラインが引ける場面です。上昇トレンドなら切り上げライン、下降トレンドなら切り下げラインですね。そして価格がそのトレンドラインの3点目に近づいてくるのを待ちます。
ここまではトレンドフォローの基本ですが、さらに重要なのが、その3点目に向かう調整の波の形です。この調整波が「ウォルフ波動」という特徴的なチャートパターンを描いている場合に注目します。
そして最大のキーポイントは、トレンドラインの3点目と、ウォルフ波動が示すターゲットライン(予測される反転ポイント)が、ほぼ同じ価格帯でピタリと重なる瞬間です!
このように、方向性の違う複数の重要なラインが一箇所に収束するポイントというのは、市場参加者の多くが意識するため、非常に強いサポート(またはレジスタンス)となり、価格が高確率で反転しやすい「鉄板ポイント」になるのです。
エントリーの決め手はこれ!「プライスアクション」を見逃すな!
ただし、いくら鉄板ポイントだと言っても、価格がそのラインにタッチした瞬間に飛び乗るのはNGです! 早まってエントリーすると、少しオーバーシュートして損切りにかかったり、ダマシにあったりする可能性があります。
必ず、その鉄板ポイントで明確な反転のサインを示す「ローソク足の形(プライスアクション)」が出るのを待ってください。
今回のドル円のリアルタイムチャート(解説時点)で言えば、トレンドライン3点目+ウォルフターゲット到達後に、前の陰線を丸ごと包み込むような強い陽線、「エンゴルフィンバー(包み足)」が出現しました。これこそが、「ここで下げ止まり、上昇に転じますよ!」という市場からの強力なGOサインです。
このプライスアクションを確認して初めて、自信を持ってエントリー(今回はロング)することができるんですね。
実践例:ドル円チャートでの考え方
実際のドル円チャートで見てみると、まさにこのパターンが出現していました。
上昇トレンドラインの3点目に到達。 そこに向かう下落がウォルフ波動を形成し、そのターゲットラインもほぼ同位置。 そしてそのポイントで、強い陽線のエンゴルフィンバーが出現。
この複数の根拠が揃ったエンゴルフィンバーの確定を見てロングエントリー。損切りはその足の安値の下に置き、直近の高値などを目標にすれば、非常にリスクリワードの良いトレードが成立しました。(結果的に約90pipsの上昇に繋がりました)
注意点と思い込みの罠(私の失敗談…)
ただ、このパターンも万能ではありません。注意点もあります。 ウルフ波動の形がいびつな場合(例えば、波の周期が不規則など)は、セオリー通りに反発しないこともあります。
実は私自身、この解説をしている少し前に、このドル円のウォルフ波動の周期が少し気になり、「これはウォルフじゃなくてフラッグかも?」と別の解釈をしてしまい、フラッグ抜け期待でロングして損切りになるという失敗をしました…(苦笑)。完全に思い込みでしたね。反省です。
やはりパターン認識だけに頼らず、最終的にはプライスアクションという「事実」を確認することが本当に大切だと痛感しました。
まとめ:知識を蓄積し、「言語化」して自分の武器に!
今回ご紹介した「トレンドライン3点目+ウォルフターゲット+プライスアクション」の組み合わせは、非常に強力な鉄板パターンの一つです。
大きな流れ(順張り)に乗りつつ、調整の終わり(逆張り)をピンポイントで狙える、まさに「いいとこ取り」の手法とも言えます。
ぜひ、皆さんもご自身のチャートでこのパターンを探してみてください。そして、「なぜここで反発しやすいのか?」という根拠を、自分の言葉で説明(言語化)できるように、理解を深めてみてください。
知識を知っているだけでなく、繰り返し検証し、実践で使える「自分の武器」にしていくこと。それがトレーダーとしての成長に繋がると信じています。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ウォルフ波動はよく出るチャートパターンの1つです。
こちらに実例をたくさん載せていますので、是非とも参考にしてくださいね。