FX初心者必見!MAクロスを使った超シンプル・高勝率トレードルール
「FXを始めたけど、何から手をつければいいか分からない…」 「色々な手法を試したけど、どれも長続きしない…」 「もっとシンプルで、分かりやすいトレードルールはないの?」
もしあなたが今、このように感じているなら、今回の記事はきっと役に立つはずです。
実は先日、生徒さんから「FXの勉強を4年半続けてきたけれど、まだよく分からない。何か一つ、シンプルなルールを教えてほしい」という、切実なご相談をいただきました。(その熱意、素晴らしいですよね!)
そこで今回は、私が普段から重視しており、特に初心者の方やルールが定まらない方にまず試してほしい、移動平均線(MA)を使った非常に『シンプル』かつ『実践的』なトレンドフォローのルールをご紹介します。
使うのは多くのチャートツールに標準で入っている「20MA」と「80MA」だけ! このルールをしっかり理解し、徹底するだけでも、あなたのトレードは大きく変わる可能性がありますよ。
なぜこのルール?「MAクロス」と「80MAへの引き付け」が強い根拠になる理由
今回ご紹介するルールの核心は、短期MA(20MA)と中期MA(80MA)のクロス、そしてその後の「押し目」や「戻り」を狙う、というトレンドフォローの王道的な考え方に基づいています。
『ゴールデンクロス/デッドクロス』 まず、チャート上で20MAが80MAを上に抜けたら(ゴールデンクロス)、上昇トレンド発生のサイン。下に抜けたら(デッドクロス)、下降トレンド発生のサイン、と考えます。これが最初の「仕掛ける方向」を見極める合図です。
『なぜ「80MA」まで引き付けるのが重要なのか?』 クロスしたからといって、すぐにエントリーするのは待ってください! 価格は一直線には動かず、必ず調整の波(押し目や戻り)を作ります。
ここでよくある間違いが、「20MAにタッチしたらエントリー」という考え方。もちろん、それで上手くいくこともありますが、20MAタッチだけでは調整が浅すぎることが多く、「ダマシ」にあって損切り…なんてことになりがちです。
私が推奨するのは、『80MA』付近まで価格が戻ってくるのを待つこと。なぜなら、80MAはより大きな流れ(例えば1時間足チャートなら、4時間足のトレンドに近い動き)を示唆していることが多いからです。ここまでしっかり引き付けることで、調整が十分に終わった可能性が高まり、より優位性の高いポイントでエントリーを狙えるのです。
実践!MAクロス戦略「4つのステップ」で迷わずエントリー!
では具体的なエントリー手順を、買い(ロング)の場合を例に4つのステップで見ていきましょう。(売りの場合はこの逆になります)
『ステップ1:ゴールデンクロスを確認』 まず、1時間足チャートなどで、20MAが80MAを上に抜ける「ゴールデンクロス」を確認します。この時、クロス前の波がしっかりとした上昇トレンドを描いていることもチェックしてくださいね(単なる一時的な急騰ではないか?)。
『ステップ2:価格が「80MA」まで戻るのを待つ』 ゴールデンクロス後、価格が調整で下がってくるのをじっくり待ちます。目標は『80MA』付近です。焦らず、ここまで引き付けることが大切!
『ステップ3:調整終了のサインを探す』 価格が80MA付近に到達したら、次に調整が終わるサインを探します。調整の下落に対して『トレンドライン』などを引き、そのラインを上にブレイクするのを待ちます。
『ステップ4:GOサインを確認してエントリー!』 調整ラインをブレイクし、さらに80MA付近で反発を示すローソク足(例えば、力強い陽線など)が出現したら、それがエントリーのGOサイン! 損切り位置と利確目標を設定し、ロングエントリーします。
損切りと利確の考え方:これもシンプルに!
『損切り』 エントリーの根拠となった『調整波の安値』(80MAタッチで反発した安値+根拠)の少し下に置くのが基本です。ここを明確に下に割れたら、「上昇シナリオは崩れた」と判断し、潔く損切りします。
『利確』 次の明確な抵抗帯(レジスタンス)や、N計算、あるいはリスクリワードを考慮して設定します。初心者の方は、まず欲張らずにリスクリワード『1対1』を確実に取る練習から始めるのがおすすめです。
注意!このルールが「使いにくい」場面とは?
このシンプルなルールも万能ではありません。注意したいのが、MAが3本とも(20MA, 80MA, さらに上位足のMA)収束して、ごちゃごちゃと横ばいになっているような『レンジ相場』です。
こういう時は、MAクロス自体がダマシになりやすく、このルールは機能しにくいです。必ず、より大きな時間足(日足など)も見て、「今は明確なトレンドが出ているのか、それともレンジなのか?」という環境認識も合わせて行うようにしましょう。
まとめ:シンプルルールを徹底し、安定トレードへの第一歩を!
今回は、20MAと80MAのクロスを活用した、非常にシンプルなトレンドフォロー戦略をご紹介しました。
MAクロスでトレンド発生を確認。 焦らず『80MA』までしっかり引き付ける。 調整の終わりを示す『ラインブレイク』や『プライスアクション』を待つ。 損切り・利確ルールを明確に守る。
「覚えることが多すぎて、何から手をつければいいか分からない…」 「複雑な分析は苦手…」
そんな風に感じている方は、まずこのシンプルなルールを徹底的に検証し、ご自身のトレードに取り入れてみてはいかがでしょうか? これだけでも、トレードの軸ができ、成績が安定してくる可能性は十分にあります。
大切なのは、多くの手法を知ることよりも、一つのルールを深く理解し、それを『一貫して守り続ける』ことです。ぜひ、試してみてくださいね!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
他にもMAを使った実践的なトレード解説は、こちらでご確認くださいね。