FXユーロドル検証:絶好の押し目買いチャンス!複数根拠でエントリー精度を高める方法
こんにちは!ユーロドルの過去検証、今回も基本の4つのルール「トレンドを見つける」「損切り位置を把握する」「引き付ける」「形を見る」に沿って、チャートを読み解いていきましょう。
前回は上昇トレンドが一服し、調整の下落が入ってきたところで終わりましたね。日足レベルの重要なサポートゾーンまで価格が落ちてきました。さあ、ここからどう考えるかが腕の見せ所です!
環境認識:重要なサポートゾーン到達!反発サインを待つ局面
まず大切なのは、「今どこにいるか?」という環境認識の再確認です。 日足レベルでは、まだ上昇トレンドが崩れたとは言えない状況。そして価格は、過去の押し安値や週足のライン、MAなどが重なる『強力なサポートゾーン』に到達しています。
ということは、ここでの基本戦略は「押し目買い」ですよね。このサポートゾーンでしっかり価格が支えられ、反発するサインが出るのを待ちたい場面です。
エントリーのGOサイン:「プライスアクション」を見極めろ!
サポートゾーンに来たからといって、すぐに「買い!」と飛びつくのは禁物です。必ず、「ここで下げ止まった」「ここから反発するぞ」という明確なサインをチャート上で確認する必要があります。
その最も信頼できるサインの一つが、ローソク足の形、つまり『プライスアクション』です。
特に注目したいのは「4時間足」レベルのプライスアクション。 例えば、サポートゾーンで長い下ヒゲを持つ陽線が出たり、前の陰線を打ち消すような力強い陽線(エンゴルフィンバーなどが代表的ですね)が確定したりすれば、それは強い買いのサインと判断できます。「お、買い支えが入ってきたな!」と感じるわけです。
今回のケースでも、サポートゾーンで何度か下値を試した後に、下ヒゲを伴う陽線、さらに前の陰線を打ち消すような陽線が出現しました。これが、エントリーを考える最初のGOサインと言えるでしょう。
さらに精度を高める!下位足での具体的なタイミングの計り方
4時間足で買いのプライスアクションを確認したら、次はより細かい時間足(1時間足や15分足)で、具体的なエントリータイミングを探ります。より有利なポイントで、より確信を持って入るためですね。
例えば、 1時間足で「ダブルボトム」のような反転パターンを形成しているか? 短期的な下降トレンドラインを上にブレイクしたか? MA(移動平均線)がサポートとして機能し、その上に価格がしっかり乗ってきたか? などをチェックします。
今回のケースでも、1時間足レベルでダブルボトムのような形を作り、そのネックラインを上に抜けてくる動きが見られました。4時間足のプライスアクションと合わせて、複数の買い根拠が揃ったことになりますね。
エントリー実行!損切りと利確もしっかりと
複数の根拠が揃ったら、いよいよエントリーです。
エントリータイミングは、 4時間足の陽線確定を見て入る。 1時間足のダブルボトムのネックライン抜けを確認してから入る。 さらに15分足で小さな押し目を待って入る。 など、自分のスタイルに合わせて選択します。(ただし、あまりに下位足にこだわりすぎると、かえってタイミングを逃したり、早すぎたりすることもあるので注意が必要です)
そして、エントリーと同時に必ず設定するのが「損切り」と「利確目標」です。
『損切り』は、エントリーの根拠となったサポートゾーンや、形成されたチャートパターン(ダブルボトムの安値など)の少し下に置きます。「ここを明確に下に割ったら、この買いシナリオは崩れる」というポイントです。浅すぎると狩られる可能性があるので、ある程度の余裕を持たせることが重要です。
『利確目標』は、前回の高値や、N計算、チャネルラインの上限などを参考に設定します。必ずエントリー前にリスクリワード(損失:利益の比率)を確認し、最低でも1対1以上あるポイントを狙いましょう。
まとめ:「待つ」こと、そして「根拠を持って」入ること
今回は、上昇トレンド中の押し目買い戦略、特に重要なサポートゾーンでのエントリー判断について、プライスアクションや複数根拠の重要性を交えながら解説しました。
重要なサポートゾーンまで価格を引き付ける。 焦らず、反発を示す明確な「プライスアクション」を待つ。 下位足でのパターンやラインブレイクなど、「複数の根拠」を重ねて判断する。 損切り・利確は明確な根拠に基づき、リスクリワードを確認する。
そして何より、自分が納得できる形になるまでじっくり「待つ」。
トレードチャンスはそう頻繁に訪れるものではありません。でも、しっかり準備して待っていれば、今回のような優位性の高い場面は必ずやってきます。基本に忠実に、自信を持ってトレードできるよう、一緒に過去検証などを通じて練習していきましょう!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。