ユーロドル振り返り(5/5〜9)と相場分析(5/12〜16)

カップアンドハンドル・カップウィズハンドル

今回はユーロドルに絞って、5/5〜9の振り返りと来週の相場展望をしたいと思います。
よろしくお願いします!

まず先週末の時点での4時間足で、三尊天井を形成している可能性を見ていました。

私はチャートパターンを見る際は、『出現する場所』を必ずチェックします。

三尊は有名な転換のチャートパターンの1つです。そしてヘッドはオーバーシュートにて形成される必要がありますので、チャネル的視点で言えば合格です。

次に水平的視点ですが、

週足月足レベルで抜いてきたところが

レジサポ転換してトレンドを継続しています。これを踏まえて最初の視点を加えると、

三尊形成中で斜めのネックラインは抜けているが、水平ネックはまだ抜けていない。さらに押し安値ブレイクもまだの為、ダウ的視点でのトレーダーは押し目買いを狙ってくる可能性も残る。

と言うことが分かります。

 

次に日足のトレンド波とチャートパターン

底値からは大きなソーサーボトムを作りカップアンドハンドル系で上昇して3波を食っています。

そこからの押しが先ほどの週足レジサポ転換で押し目買いがされたわけです。

現状5波動完成と見るか天井までを3波と見て4波押しがきているのか?

波カウントは人それぞれ定義やエリオット波動のルールに正しく則る方もいるかと思いますが、個人的には相場参加者がどう見るか?の視点を持ちつつ、且つ自分のルールで波カウントをしますので、どのみち水平ネックを割るかどうが最大のポイントであることだけ分かれば、今それ以上の説明は省きます。(非常に長くなるので)

波を数えて三千里

(私の波カウントに興味がある方はこちらをお勧めします)

次にチャネルの観点で引いていきますと、

直近の日足のチャネル角度

チャネルを左側(親波)のダウントレンドに引いていくと、黒のダウントレンドの中にまだ孕んでいるのが分かります。そして三尊のヘッドを押さえているのは、ダウントレンドのネックラインと言うことが分かります。(つまり天井圏)

行き先はチャネルラインに刻まれる / 波に導かれるラインアート

これは日足の初動の角度として引きます(詳しくはこっちを見たらかなり有益だと思います)

チャネルの組み方 / ラインチャートの使い方

こちらは私のライン引きの全てを公開している動画となります。

4時間に落とすとレジサポとしてバッチリ機能しているのが分かります。

つまりは現在日足のトレンドが完成して親波の天井圏で(水平的には上にブレイクしてますが)三尊を形成して、ネックラインをダウントレンドを付けながらブレイクしている事実が分かります。(ただし水平はまだ)

週末にする分析は出来るだけ主観を除いて、事実だけを積み上げるように意識しています。

ちなみに4時間だとこうなります。当たり前ですが下位足の方がより正確に直近の波に機能します。

次にプライスアクションを見ていきます。

そうすると矢印の3本セットで宵の明星を作っているのが分かります。(売りのプライスアクション)

まだ自分的には根拠があるのですが、もうこの時点でロングを狙う選択肢だけは消しておきます。
(後は動いてから考えますが、まずはショートの根拠だけを積み上げます)

最後に自分がトレードする時間軸(私の場合は1時間足メイン)にトレンドラインと三尊ネックを引きます。トレンドラインはブレイクされていますが、抜けた足に向けて引き直しても良いし、同じ角度をそのまま当てても良いです。

この時点で立てられるプランとしては、

  • ネックゾーンに戻り直近高値を超えない値動きがあれば売り
  • 今の位置から下落するようなら水平のネックゾーンをブレイクした後の小さな戻りから売り
  • 上抜けるようなら見ておく

この3つが想定できて、売りだけを考えます。実際に動き出すと抜けた方についていくなんて簡単に言いますが、かなり目線がブレますので、週末に立てた自分のプランを実行するだけを考えます。ショートして踏まれたら損切りすれば良いだけですので。

以上で準備完了です

ちなみにスクショで説明しながらなので長く感じるかもですが、実際に土日のどちらかで翌週の相場分析をしますが、ユロルだけならものの10分もかかりません。しかしながらこのプランで1週間の仕事の半分が終わるとすら思っていますので、もう5年以上、週末分析を休んだことはありません。

5/5 23:00 ショートエントリー

想定していた値動きになったので1時間のプライスアクションでエントリーしました。三尊を根拠で売ってますので、ネックゾーンを背にすると言うことは、抜かれたら損切りができるからです。

上から売れたのでまずは水平ネックで分割決済をしました。理由としてはまだ逆張りだからです。ここを下にブレイクすれば三尊発生となりますが、それはあくまでもブレイクしたら・・・の話です。なので分割で利益を確定させます。

結局ブレイクできず、残していたポジは建値で終わりました〆
ちなみにポンドルも売っていたのですが、ポンドは少し損切りしました。

ここまでの値動きを見ると、下はブレイクできず、
トレンドラインを上にブレイクされたので、チャートは上に行こうとしますが、
これはチャートの習性です。

三尊のネックゾーンを上抜けない限り、目線を上にすると危険です。常に上位足からプランを立てないと、直近の値動きに翻弄されます。

同時にこの範囲で収まるようなら、1時間はレンジになると思っておく必要がありますし、ダウントレンドを受けてからのレンジはヨコヨコ調整なので、抜けない限り目線は下です。

5/8 00:00 ショートエントリー

この日の夜中はFOMCでしたが、この週にしたら最大のメインイベントとなりますので、ここを逃すわけにいはいきませんでした。もちろん上抜けたら損切りですし、大きく跳ねたら滑る可能性もありますし、環境認識的に5分5分だと思っていました。

FOMCが控えている
既に水曜夜中

この2つの理由から、ショートを仕込んで寝ることにしました。相場のために睡眠を削ることは一才やりません。自分の性格から続かないのが分かっているし、自分が出来ることだけを全力でやるのが私の仕事だからです。

もちろん売りの根拠が消えていないのが最大の理由ですし、
それがなければポジションは取りません。

環境認識的に5分5分とは言え、自分の中でギャンブルではありません。

朝起きたら利確になっていました。利確した理由としては、まだレンジの可能性が残るのと、

直近の4時間で引けるトレンドラインが来ていたからです。

そしてこの時既にポンドルショートとドル円のロングも持っていたので、まずはユロルで利益を確定させました。

しかしこの時点で完全に下目線継続だったため、

5/8 14:00 ショートエントリー

自分にしては珍しく1ペアで週に3回エントリーしました。(通常多くて2回です)

利確した理由は直近のN値です

チャネルが引けたのでそこまでいくだろうなと思いながらも、ドル円でも大きく取れましたが、この辺で利食うのが僕の弱さでもありますが、正直あまり気にしていません。(ロットで賄えるので)

相場分析(5/12〜16)

ってことでやっとここから今週の相場分析となりますが、もう相当疲れてしまったので、終わりたいと思います。(ほんとすいません)

目線としては引き続き下を継続しています。ただやはり相場ですので絶対はありません。なので常に大事にしているのは、

上位足から作るプランと、最後は下位足での事実

この2つを大事にすれば、仮に上にいってしまったとしても見送れますし、無理に上からショートをすることもありません。プランを立てているのでバイアスを拭うのは簡単ではありません。

だからこそ、最後は下位足の事実

ここを徹底するようにしています。それが出来れば負けても、
根拠を持って小さく損切りができるからです。

以上、ユーロドル振り返り(5/5〜9)と相場分析(5/12〜16)とさせて頂きます。
何か役に立つ内容があれば嬉しく思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。