FXチャートパターン:三角保ち合い完全攻略!見つけ方と勝率UPの戦い方
こんにちは!
チャートを見ていると、価格が上下どちらにもはっきり動かず、徐々に値動きの幅が狭まっていく…まるで三角形のような形を描く場面に出くわすことよくありますよね?
それはその後の大きな値動きの前触れとなるチャートパターン、『三角保ち合い』のケースを疑います。今回はこの「三角保ち合い」とは何か、なぜできるのか、そして最も重要な「どうやってトレードに活かせばいいのか?」その基本と攻略法を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
このパターンを理解し使いこなせるようになれば、あなたのトレードチャンスは格段に広がり、勝率アップにも繋がるはずですよ!
なぜ「三角保ち合い」ができるの? 市場の「迷い」が形になる時
三角保ち合いは、基本的に相場に明確な方向感がない「トレンドレス」な状況や、大きなトレンドの「中休み」として現れやすいパターンです。
買いたい人と売りたい人の力が拮抗し、「これから上に進むべきか、下に進むべきか…」と市場全体が迷っている状態。そのパワーバランスの均衡が、高値が切り下がり、安値が切り上がる(またはどちらか一方が水平になる)という、三角形の形としてチャート上に現れます。
三角保ち合い種類と特徴:形は違えど、エネルギーは凝縮!
三角持ち合いには、主に3つの基本的な形があります。形によって、どちらにブレイクしやすいかの傾向が少し異なります。
『ペナント(均衡型)』 高値が切り下がり、安値も切り上がる、シンメトリーな三角形。上下どちらに抜けるかは五分五分とされ、それまでのトレンド方向にブレイクしやすいとも言われます。
『アセンディングトライアングル(上昇型)』 安値は切り上がっていくけれど、高値はほぼ同じ水準でピタリと抑えられる形。上に強い抵抗線があるものの、下からの買い圧力が徐々に強まっている状態で、最終的に上にブレイクしやすいとされるパターンです。(中段の場合は逆にいきます)
『ディセンディングトライアングル(下降型)』 高値は切り下がっていくけれど、安値はほぼ同じ水準でサポートされる形。下に強い支持線があるものの、上からの売り圧力が徐々に強まっている状態で、最終的に下にブレイクしやすいとされるパターンです。(中段の場合は逆にいきます)
形は少しずつ違いますが、どのタイプにも共通しているのは、『値動きのエネルギーが凝縮されている』ということ。そして、三角形のどちらかのラインを価格がブレイク(突破)した後は、溜まっていたエネルギーが一気に放出され、価格がその方向に『大きく、早く動きやすい』という特徴があります。
【攻略法】三角保ち合いの基本的な戦い方:「ブレイク」を待つ!
では三角保ち合いを見つけたら、どうトレードすれば良いのでしょうか?
最も基本的で、かつ安全な戦略は『ブレイク待ち』です。
つまり、三角形の中で価格が上下している間は無理に手を出さず、上限のライン(レジスタンス)か下限のライン(サポート)を、価格が『明確にどちらかにブレイク(突破)するのをじっくり待つ』のです。
なぜ待つのが良いか? それは、保ち合い内部の値動きは方向感がなく予測が難しく、ダマシの動きも多いからです。明確なブレイクを確認することで、「市場の方向性が決まった!」というサインを見てから、その流れに乗ることができるのです。
エントリーと損切り・利確の考え方
ブレイクを確認したら、いよいよエントリーです。
『エントリータイミング』 ブレイクした瞬間に飛び乗るのも一つの手ですが、より確実性を高めるなら、ブレイク後に一度価格がブレイクしたラインまで戻ってくる『リテスト(押し目・戻り)』を確認してからエントリーするのがおすすめです。
『損切り』 ブレイクした方向と逆側のラインの少し外側に置くのが基本です。「もし価格がここまで戻ってきたら、さっきのブレイクはダマシだった」と判断できるポイントですね。
『利確目標』 三角保ち合いが始まる前のトレンドの値幅(N計算)や、持ち合い自体の最も広い部分の値幅を、ブレイクしたポイントから計算して目標値を設定する方法などが一般的です。
注意!「ダマシ」のブレイクを見抜くヒント
三角保ち合いで一番厄介なのが、「ダマシ(フォールスブレイクアウト)」です。一旦ラインをブレイクしたように見せかけて、すぐに保ち合いの中に戻ってきてしまう動きですね。これに引っかかると、すぐに損切りになってしまいます。
ダマシを完全に見抜くのは難しいですが、 『上位足のトレンド方向と逆方向へのブレイク』はダマシになりやすい傾向があります。 ブレイク時のローソク足の『勢いが弱い』(実体が小さい、ヒゲが長いなど)場合も注意が必要です。 ブレイクしたラインでしっかり『反発(リテスト)せずに戻される』場合も、ダマシの可能性を疑います。
やはり、三角保ち合い単体だけでなく、上位足の環境認識や他のテクニカル分析と組み合わせて判断することが、ダマシを回避する鍵となります。
まとめ:三角保ち合いを味方につけて、大きなチャンスを掴もう!
今回はチャートパターンの中でも特に重要な『三角保ち合い』について、その見方と攻略法を解説しました。
三角保ち合いは市場の「迷い」の現れであり、『エネルギー凝縮』のサイン。 基本戦略は、焦らず『ブレイク』を待つこと。 ブレイク後の『リテスト』でエントリー精度を高めるのがおすすめ。 『ダマシ』には注意し、上位足の環境認識も忘れずに。
三角保ち合いを見つけ、その後のブレイクをうまく捉えることができるようになると、トレードの幅が広がり、大きな利益を得るチャンスも増えるはずです。ぜひ、あなたのチャートでもこのパターンを探して、分析してみてくださいね!
(もし、よりリアルタイムな相場分析や、他のトレード手法に興味があれば、私のブログやXもチェックしてみてくださいね!)
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。