FXユーロドル検証:重要抵抗帯での正しい待ち方|焦らないトレードのすすめ 2023年 ユーロドル vol.3

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FXユーロドル検証:重要抵抗帯での正しい待ち方|焦らないトレードのすすめ

こんにちは!ユーロドルの過去検証、続きを見ていきましょう。

前回の押し目買いは、目標としていたチャネル上限、そして週足レベルの重要な抵抗帯の手前まで、うまく到達しましたね。さて、ここまで価格が上昇してきたこの場面、あなたなら次にどう考えますか?

今回は、利益確定後の重要な局面、特に上位足の強い抵抗帯付近での考え方と、「様子見」という戦略がいかに大切かについて、お話ししたいと思います。

チャンスがない時は無理にトレードしない。これもトレーダーにとって必須のスキルですよ。

環境認識の再確認:ここは要注意!な「危険エリア」

まず、なぜここで一旦立ち止まって考える必要があるのか? それは、価格が到達した場所が、週足レベルの過去の重要な高値(ラス戻り)や月足の移動平均線などが控える、非常に強力なレジスタンスゾーン(抵抗帯)だったからです。

下の時間足、例えば日足や4時間足だけを見ると、まだ上昇トレンドが続いているように見えるかもしれません。しかし、この大きな壁をすんなり突破できるかは誰にも分かりませんよね。むしろ、ここから大きく反落していく可能性も十分に考えられる。いわば「危険エリア」に差し掛かっている、という認識を持つことが大切です。

トレード戦略:「買わない」「売らない」も立派な戦略

こういう状況で私が取る基本戦略は「様子見」です。

なぜなら、 買うのは危険すぎます。すぐ目の前に強力な壁があるのに、わざわざ買い向かうのはリスクが高すぎます。 売るのもまだ早いです。かといって、ここから下落すると決まったわけではありません。明確な下落のサインが出るまでは、安易に売りを仕掛けるのも危険です。

つまり、こういう場面では「何もしない」のが正解なことが多いのです。この抵抗帯で価格がどのような反応を示すのか、買い方と売り方のどちらが優勢になるのかを、じっくり観察する時間が必要なんですね。

チャートの見方:ローソク足が語る市場心理

では様子見の間、チャートの何に注目すればいいのでしょうか? それは、一本一本のローソク足の形、つまりプライスアクションです。

例えば、 上ヒゲの長いローソク足が出始めたら、「おや、上値が重くなってきたかな?」 小さなローソク足が連続して方向感が出なくなったら(インサイドバー)、「買いと売りの力が拮抗しているな、迷っているな」 同じ高値で何度も止められるような足(毛抜き天井)が出たら、「やっぱりここは強い抵抗なんだな」 といったように、ローソク足は市場参加者の心理や力のバランスを私たちに教えてくれます。

ただし、ローソク足1本だけで判断するのは危険です。必ずその後の値動きもしっかり見て、総合的に判断するようにしましょう。

エントリーを見送る勇気と「待つ」ことの価値

チャートを観察していると、時には「お、買えそう!」とか「売れそう!」に見える瞬間があるかもしれません。例えば、抵抗帯の下で小さなダブルボトムができて、一瞬上昇しそうに見える、とかですね。

しかし思い出してください。すぐ上には強力な壁があります。こういう場面でのエントリーは、たとえ勝てたとしても利益幅は小さく、負けた時の損失は大きくなる、いわゆるリスクリワードが悪いトレードになりがちです。

そんな時は、たとえエントリーサインに見えても「今回は見送ろう」と判断する勇気が必要です。

無理なトレード、根拠の薄いトレードを避けることで、無駄な損失を減らし、精神的な安定を保つことができます。そして本当に優位性の高い、自信を持って入れる「絶好のチャンス」が来るまで、じっくり「待つ」これが長期的に勝ち続けるための、とても大切な秘訣なんです。

まとめ:無理しないトレードで、着実に前へ

今回は重要な抵抗帯付近での「様子見」という戦略と、その間のチャートの見方についてお話ししました。

常にポジションを持っていないと落ち着かない、という気持ちもよく分かります。でも、トレードは「勝てそうな優位性の高い場面」だけで勝負するのが鉄則です。

上位足の環境認識をしっかり行い、危険な場所では手を出さない。そして、チャンスが来るまでじっくり待つ。この基本を徹底すること。

そして、こうした冷静な判断をリアルタイムでできるようになるために、過去検証で何度も練習を重ねること。

地道に感じるかもしれませんが、これが一番の近道だと私は信じています。焦らず、一歩ずつ、一緒に頑張っていきましょう!

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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