【FX相場分析】来週の注目通貨ペアとトレード戦略(2025年4月14日~)
皆さん、こんにちは! 1週間お疲れ様でした。
先週はドル安が進むなど、大きな動きがありましたね。さて来週(4月14日~)はどんな相場になるか? ECB理事会やカナダの指標などはありますが、アメリカの大きな指標は少なめです。ただ要人発言などで急に動く可能性も頭に入れつつ、冷静にチャート分析に基づいた戦略を立てていきたいですね。今回は来週注目したい通貨ペアと、私なりのトレード戦略のポイントを解説していきます。
全体の流れ:ドル安は続く? 調整局面を待つ週か
- ドルインデックス(DXY): 長期的な下落の節目となる安値に到達しました。テクニカル的には一旦の反発(調整)があってもおかしくない水準ですが、まだ下落トレンドは継続中。反転の明確なサインが出るまでは、戻り売りのチャンスを探る流れとなりそうです。
- USD/JPY: 週足・日足レベルの重要な上昇ラインを割り込み、明確なダウントレンド中です。こちらも基本は戻り売り狙いですが、かなり下落が進んでいるため、焦って売るのは危険。しっかりとした戻りを待ちたいところです。
全体的にドルが売られた後なので、来週は多くの通貨ペアで「調整の動き(戻りや押し目)を待つ」という姿勢が基本になりそうです。
主要通貨ペアの戦略ポイント
各通貨ペアについて、来週の戦略のポイントをまとめてみました。
ドルストレート(対USD通貨ペア)
- EUR/USD & GBP/USD:
- 状況: ドル安を受けて大きく上昇し、重要なレジスタンスを上抜けてきました。日足上昇トレンド中です。
- 戦略: 基本は押し目買い狙い。ただし、直近の上昇が急だったので、すぐに飛び乗らず、押し目(価格が下がってきたところ)をじっくり待ちたいです。以前のレジスタンスラインや移動平均線などが押し目買いの候補となりそうです。
- USD/JPY:
- 状況: 明確な下落トレンド。
- 戦略: 戻り売り狙い。重要なサポートラインを割ってきたので、そのラインへの戻り(リテスト)や、下落トレンドライン、移動平均線への引きつけを待ちたいです。
- USD/CHF & USD/CAD:
- 状況: こちらも下落トレンドが継続中。USD/CADは週足レベルのサポートに到達。
- 戦略: 戻り売り狙い。特にUSD/CADは大きなサポートに達したため、反発(戻り)が入りやすい状況。その戻りを待ってから売り場を探るのが良さそうです。
クロス円(対 JPY 通貨ペア)
- 全体観: USD/JPYほど下落が強くなく、通貨によっては底堅さや反発の兆しが見られます。
- AUD/JPY
- 状況: 大きく下落した後、重要なサポートゾーンで下げ止まり、反発の兆しを見せています。特にAUD/JPYは、逆三尊やダイヤモンドのような底打ちパターンを形成する可能性があり、注目しています。
- 戦略: 押し目買い狙い。底打ちパターンが完成し、ネックラインなどを明確に上抜けた後の押し目を狙うのが安全策となりそうです。
- EUR/JPY & GBP/JPY:
- 状況: こちらも底堅い動き。EUR/JPYはフラッグのような保ち合いを上抜け? GBP/JPYはレンジ下限からの反発が強い。
- 戦略: 押し目買い狙い。上昇の形が確認できれば、押し目を待ってエントリーを検討したいところ。GBP/JPYはレンジ相場を意識しつつ、ブレイク方向についていく形か。
その他
- AUD/USD & NZD/USD:
- 状況: 正直、ちょっと方向感が掴みにくい「わけわからん」状態です(笑)。強い上昇を見せたものの、大きな下落トレンドの中の戻りという見方もでき、判断が難しいです。
- 戦略: 無理に手を出さず、明確な方向性が出るまで様子見が無難かもしれません。トレードするなら、短期足でのトレンドフォローに徹するなど、時間軸を短くする工夫が必要そうです。
来週の戦略まとめ
- 基本スタンス: 先週の大きな動きの後なので、焦らず「調整(押し目・戻り)を待つ」。
- ドルストレート: ドル安の流れを引き継ぐなら、EUR/USD、GBP/USDは押し目買い、USD/JPY、USD/CHF、USD/CADは戻り売りを、それぞれ適切なポイントまで引きつけて狙う。既に大きく動いた後なので、調整だけで1週間以上かかる可能性も視野に入れています。
- クロス円: 全体的に底堅さが見られるため、押し目買いのチャンスを探りたい。個人的にはGBP/JPY / AUD/JPYの底打ちパターン に注目しています。
- 注意点: 方向感がはっきりしない通貨ペア(AUD/USD, NZD/USDなど)は無理しない。指標発表や要人発言による急変動リスクも考慮する。
最後に
相場は常に変化します。ここに書いたのはあくまで現時点での私個人の見立てです。私はそれをプランAと捉えていまして、後は相場が動いてから対応します。クロス円はロングを狙いたいとは言え、ロングの根拠が崩れない範囲で下げ止まる必要がありますからね。皆さんもご自身の分析をしっかり行い、リスク管理を徹底しながら、来週のトレードに臨んでくださいね。
それでは、今週も頑張っていきましょう! 最後までお読みいただき、ありがとうございました。